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 基幹系のBCP対策にAWSを活用することも検討している。前述の通り基幹系の各サーバーは、イメージバックアップをしている。ディスクイメージのバックアップデータがあれば、AWSの仮想マシン上でシステムを復元できる。

 ロート製薬の古川部長は、「クラウドの導入を検討する上では、先行ユーザーに会いに行ったり、クラウドサービス事業者の『エバンジェリスト(技術普及担当者)』と積極的に話をしたりすることが非常に参考になった」と語る(写真)。2014年以降は、海外子会社が利用するERP(統合基幹業務システム)をAWS上に構築する予定であるほか、ビッグデータ処理のクラウドサービスの活用も検討している。

写真●ロート製薬の古川尚良情報システム部 部長が心がけている「4カ条」
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 例えば、分散バッチ処理ソフトの「Hadoop」のサービスであるAWSの「Amazon Elastic MapReduce」や日本マイクロソフトの「Microsoft Azure HDInsight」の試行を予定している。 同社はクライアントに「Excel 2013」を使用するBI (ビジネス・インテリジェンス)システムの構築も検討中だ。BIシステムのバックエンドとなるデータウエアハウス(DWH)としては、AWSの「Amazon Redshift」や、「Microsoft Azure」が提供する「SQL Server 2014」ベースのサービスなどを検討している。