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 「トヨタの新テレマティクス『T-Connect』、クラウド音声認識やアプリ配信を用意」という記事を読みながら、トヨタ自動車はどこまでITで強いのだろうか、と考えていました。

 記事によれば、新たなテレマティクスサービス(自動車向け情報サービス)であるT-Connectについて、トヨタの友山茂樹常務役員は「アプリケーション開発においては外部のIT企業と連携していくが、プラットフォーム構築はトヨタが主体性をもって取り組んでいく」と話しています。車載端末には、サードパーティが開発したアプリの配信サービスも利用できるといいますから、同社の意気込みが伝わってきます。

 プラットフォームを提供するという部分に注目すれば、トヨタがIT会社化していくと考えることもできます。従来はITを使う側の会社として見ることが多かったトヨタですが、クラウドの時代、すべてのものがインターネットにつながる時代にふさわしい形に変化しているというのでしょうか。さまざまな産業で同様の変化が起こると予測するアナリストもいます。

 ITproでは、アップルによる同様の取り組みであるCarPlayについて何度か記事化しています(関連記事:[異業種ジャーナリスト対談:前編] “車載OS戦争”なんて起こりっこない[異業種ジャーナリスト対談:後編] クルマの情報化、“本当の宝”は後部座席に落ちている?[現地レポート]フェラーリ、メルセデス、ボルボに見る三者三様のアプローチ)。ひょっとしたら、アップルがトヨタのライバルと言われる日が来るかもしれません。

 ITを使う側、買う側のトヨタについては並外れた話を何度か聞いたことがあります。トヨタは、プラットフォームの提供者として、どこまでの強さを発揮できるのでしょうか。興味があります。