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カナダ ウエスタンプリンシプルズのマイケル・トレジャー シニアパートナー
カナダ ウエスタンプリンシプルズのマイケル・トレジャー シニアパートナー
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 マイクロソフトは2月末に、カナダのウエスタンプリンシプルズと提携し、ポートフォリオ管理ソフト「Project Portfolio Server 2007」の国内市場の開拓を進めている。ウエスタンプリンシプルズのマイケル・トレジャー シニアパートナーに、Project Portfolio Serverの導入効果などについて聞いた。

 ポートフォリオ管理とは、収益向上やリスク軽減といった会社の目標を達成するために、社内のプロジェクトやリソースを一元的に管理することである。Project Portfolio Serverは、米マイクロソフトが06年1月に米UMTから買収した製品で、国内での出荷は06年11月末からである。ただし、Project Portfolio Server 2007は日本語化されておらず、英語版での提供となる。

――ウエスタンプリンシプルズとはどういった会社か。

 Project Portfolio Serverや、マイクロソフトの既存のプロジェクト管理システム「Project Server」を導入する際のコンサルティングを中心に手掛けている。本社はカナダのバンクーバーで、1年半前に設立した。Project Portfolio Serverは、カナダの投資銀行に導入した実績がある。

――Project Portfolio Serverはどういった製品で、企業にとってどんな価値があるのか。

 Project Portfolio Serverは、社内のどのプロジェクトが企業価値の向上に貢献できるかを見ていくものだ。経営層が、限られた予算とリソースの中で、どのプロジェクトが会社のビジネス戦略に貢献できているかを判断するのに役立つ。例えば、あるマーケットを拡大するという戦略を採った場合、社内のすべてのプロジェクトがその方針に合っているかどうかを調べられる。BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールに近いソフトと言えるだろう。

 Project Portfolio Serverは、既存のポートフォリオ管理ソフトに負けない機能を搭載しながら、低価格にした。導入費用を1ケタ以上安く抑えられる。ERPなどの業務パッケージとの連携や、Excelとの連携機能なども充実している。Project Serverにも、SQL Serverのデータをグラフ化する程度の機能はあるが、分析機能が弱い。多面的な分析にはProject Portfolio Serverが向いている。

 日本市場に進出したのは、2008年に日本版SOX法が導入されることを見据えたものだ。SOX法の施行に備えて、すべてのプロジェクトについてポートフォリオを明確にしておき、後から追跡できるようにしておくべきだろう。Project Portfolio ServerはSOX法対応に役立つツールであり、今後同製品へのニーズは高まると見ている。また、私は以前日本に住んでいたこともあり、日本に人的なネットワークがあったことも進出した理由の一つだ。

 当面は外資系の金融機関への導入を進める予定だ。Project Portfolio Server 2007では日本語も扱えるが、インタフェースが英語表示になっているため、外資系企業の方が導入しやすいと考えている。また、グローバルに展開している日本企業もターゲットにしていきたい。次期バージョンは日本語化されるが、それを待つことなく積極的に導入を進めたい。