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Apple Developer Relations担当副社長 ロン・オカモト氏
Apple Developer Relations担当副社長 ロン・オカモト氏
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 6月11日から米サンフランシスコで開催されるMacintosh開発者向けのカンファレンス「Apple Worldwide Developers Conference(WWDC 2007)」を前に,米AppleのDeveloper Relations担当副社長ロン・オカモト氏に,WWDC 2007の見所とMacでのアプリケーション開発の状況を聞いた。

問 WWDC 2007ではどのような情報を入手できるのか?

 カンファレンスの目玉は三つある。一つは,最新OSであるMac OS X Leopardに関する情報を提供するトラックだ。150に及ぶプレゼンテーションやラボを用意し,参加者にはMac OS X Leopardのファイナル・ベータ版を渡す。初めて見る人も多いと思うので,Leopard上での開発作業を始めるちょうど良い機会になるだろう。

 二つ目は「Mac OS Xエッセンシャル」と呼ぶトラックだ。新たにMacでアプリケーションを開発したい人から,より深い知識を得たい人まで幅広いレベルのセッションを用意している。

 三つ目は,ポッドキャスティングやマルチメディア・コンテンツを扱う開発者向けのトラックだ。最近,コンテンツの重要性は非常に高まっている。リッチなコンテンツを,アプリケーションやソリューションにいかに組み込んでいくのか,ということから,コンテンツのエンコードを様々なメディア向けにどのように最適化するのか,といったノウハウを提供する。

問 AppleはMacのアプリケーション開発者を増やすためにどのような施策をしているのか?

 WWDCのほか,Tech Talkという小規模なイベントを世界中で実施し,Windows,Linux,オープンソースなど開発者のコミュニティなどに対する働きかけをしている。ここ2,3年,WindowsやLinuxの開発者で,Macでの開発を新たに始める人は増え続けている。私は昨年後半,Tech Talkで数千人の開発者と話をしたが,3分の1程度は新たにMacでアプリケーションを開発しようという人たちだった。実際,数十万人規模の開発者メンバーシップの会員数が,このところ毎年2ケタ成長している。

 Mac OS X Leopardに組み込まれる,MacでWindows XPをインストールして実行できる新技術「Boot Camp」は,Windowsのアプリケーション開発者がMacに移行するのをサポートするのに有効だろう。Boot Campはエンドユーザーにとっても,Macを購入する際のリスクが少なくなるというメリットがある。

 Leopardは開発者にとって様々なメリットがある。例えば,「Core Animation」が備えるフレームワークを利用することで,リッチなユーザー・インタフェースを少ないコードで作成できるようになるほか,アプリケーション開発用に様々なフレームワークが用意されている。WWDCではLeopardに関するあらゆるプレゼンテーションを技術者自身が行い,参加者がAppleの開発技術者と直接話をしたり,自分のノートパソコンに入れて持ち込んだソースコードのコンパイルやデバッグを一緒に行ったりすることもできる。ぜひ参加してほしい。