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米InfragisticsのJason Beresディレクタ
米InfragisticsのJason Beresディレクタ
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 Windows Vistaではユーザー・インタフェースはよりリッチに,よりインタラクティブになった。こうした状況で,ソフトウエア部品(コンポーネント)ベンダーや開発者には何が求められるのか。米国のコンポーネント・ベンダーであるInfragisticsで プロダクト・マネジメント・ディレクタを務めるJason Beres氏に聞いた。


Windows Vistaになってユーザー・インタフェースには何が求められるようになったのか。

 Windows Vistaではユーザー・インタフェースはよりリッチに,よりインタラクティブになり,より良い「ユーザー・エクスペリエンス」が求められるようになった。ユーザー・エクスペリエンスが重視されるアプリケーションとして一般にエンタテインメント分野が考えられがちだが,実際は,ビジネス・アプリケーションにおいてもユーザー・エクスペリエンスがより重要になってくる。例えば経営者にとっては,データの中身と同じくらい,表示方法が重要だ。また,カスタマーは今後,より良いユーザー・エクスペリエンスを提供する企業からモノを買うようになるだろう。

ベンダーやデベロッパーにとってはどうなのか。

 こうした状況は,ユーザー・インタフェース構築用のコントロールを提供するサードパーティ・ベンダーにとって大きなビジネス・チャンスだ。Infragisticsは米国で2007年4月に他社に先駆けて,Vistaのユーザー・インタフェース機能であるWPF(Windows Presentation Foundation)に対応したリッチなコントロール集「NetAdvantage for WPF 2007」を発売した。その後,デザイン系の会社がコントロールのビジネスに参入してくるなど,この業界の勢力図が変わりつつある。3~4年後にはユーザー・エクスペリエンスを実現するリッチなコントロールが,現在のコントロールの普及を上回るだろう。

 こうした時代においてデベロッパーはデザイナとの共同作業が求められるようになる。例えばInfragisticsの社内には,コンポーネントのデザインを担当する専門チームがあり,コンポーネントの開発者と常に「アジャイル・プロセス」で共同作業をしている。Infragisticsは,こうした過程を経て決められたコンポーネントのデザインのパターンを「AppStylist」と呼ぶパッケージとして提供している。専任デザイナがいないような中小規模の企業にとって助けになるだろう。