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眞柄 泰利(まがらやすとし) 東京都出身。ハワイ大学コンピュータサイエンス学科卒業。大沢商会、日本ソフトバンク(現ソフトバンク)、ジャストシステムを経て、1993 年にマイクロソフト入社。デスクトップ製品統括部長やエンタープライズ・シナリオマーケティング統括部長、OEM営業本部長を歴任後、 2001年に取締役。2007年から現職。撮影:辻牧子
眞柄 泰利(まがらやすとし) 東京都出身。ハワイ大学コンピュータサイエンス学科卒業。大沢商会、日本ソフトバンク(現ソフトバンク)、ジャストシステムを経て、1993 年にマイクロソフト入社。デスクトップ製品統括部長やエンタープライズ・シナリオマーケティング統括部長、OEM営業本部長を歴任後、 2001年に取締役。2007年から現職。撮影:辻牧子
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 Windows Vistaの一般販売が始まってから約8カ月。周囲を見渡すと、Vistaは期待ほど普及していないように見える。実際、「Windows XPで十分」とVistaへの乗り換えに消極的な声も聞く。国内のVista販売状況を、マイクロソフトはどのようにとらえているのか。今後、マイクロソフトはVistaをどうアピールし、パソコン市場の活性化を図ろうとしているのか。マイクロソフトの執行役専務デジタルライフスタイル推進担当、眞柄泰利氏に戦略を聞いた。

■Windows Vistaの販売状況は。


 1月30日に店頭での一般販売を始めた時点では、パソコンメーカーのVista搭載機は出そろってなく、どちらかといえばVistaのパッケージを中心に、ユーザーの需要に応える状況でした。東京・秋葉原の販売店を見渡しても、Vista搭載パソコンは一部に限られ、店頭で売られているパソコンはVistaとXPモデルが、まだら模様だったと思います。各メーカーのVistaパソコンの品ぞろえは、夏モデルからようやく豊富になってきました。ですから、Vistaの販売状況は「これから」が大事です。私は、今から年末にかけてが、本格的な変化の始まるときだと予想しています。当初からそう考えていました。

 新しいOSのリリースというと、我々を含めた多くの人が、どうしてもWindows 95の登場時と比較してしまいます。Windows 95はライフスタイルを含め、社会的に大きなインパクトがありました。しかし、今は当時とは大きく異なります。

 この10年、人々のデジタルライフは大きく変化しました。最先端だったパソコンが、今では古いイメージすら持たれつつあります。こうした大きな変化を踏まえ、現在の環境の中で、Vistaによってこれから何がどう変わるのかを、きちんと説明していかなければ、Vistaの良さは伝わらないでしょう。マイクロソフトはこれまで、それをきちんと説明できていなかったと思います。

 例えば、Silverlight(リッチで対話的なコンテンツを作成するソフト)。ソフト自体はとても面白いものですが、これによってホワイトカラーの仕事がどう変化するか、などの具体的な説明はできていません。今後は、Vistaによって何がどう変わるのか、将来のシナリオをきっちり作成し、それをユーザーに披露していこうと考えています。Vistaはここからが勝負です。