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CIOは新たな技術を過小評価し続けてきた

 販売管理システムのようなものの使い方も変わってくるだろう。これまでの多くのシステムは、市場でこういったことが起きていただろうという仮定の上で、社内の人間がいくつもの画面から情報を入力している。

 Web2.0の技術を駆使すれば直接、顧客が何に対して投資していると考えているのかを聞くことができるようになる。インターネットを通じた社内外のやりとりを知ることができるようになれば、コストを削減すると同時により正確な情報が得られるのではないか。

日本企業の情報システム部門などでは、Web2.0関連の技術は信用性が低いという意識が強い。

 電子メールが初めて登場したときにも、同じようなことを感じた人もいただろう。だが賛成しているか反対しているかに関係なく、企業の従業員や取引先、顧客のコミュニティーは生まれている。このコミュニティの要求を満たすためには、Web2.0の技術の採用は避けられない。個人的には、社員からのボトムアップの要求が導入を加速させる気がする。

 過去20年間、CIOやその部下たちは、新しい技術について過小評価してきた。電子メールやインターネット、携帯電話などの新しい技術を結局は予算を割いて導入せざるを得なくなったことを理解すべきだ。

 それから特にアジア地域では、IT関連の革新は主に一般消費者向けのゲームやモバイルの領域で起きている。企業向けのソフトの進化を待つだけでなく、こういった消費者向けの技術を革新を企業環境へどう移転するかを考えるべきだろう。