ソフトバンク系列でネット動画サービスのTVバンクは、プロ野球パ・リーグ6球団が主催する2008年シーズンの全試合を動画ポータル「Yahoo!動画」で配信すると発表した。2008年2月25日18時のオープン戦「福岡ソフトバンクホークス vs. 埼玉西武ライオンズ」からライブ中継を開始する。従来、スポーツといえば、テレビで楽しむのが当たり前だった。電波ではなく、ネット経由で配信することで、テレビ中継以上の魅力あるサービスとなり得るのか。TVバンクの榊氏、ヤフーの下村氏にサービスの展望を聞いた。
■これまでの野球動画サービスの経緯は。
榊氏:2005年シーズンに、ヤフーBB会員向けのサービスとして福岡ソフトバンクホークスの試合を中継したのが最初です。2006年には、一般の方でも視聴できるようにして、ホークスに加え、北海道日本ハムファイターズの試合も配信しました。2007年には、東北楽天ゴールデンイーグルスと千葉ロッテマリーンズの試合が加わり、2008年はパ・リーグ6球団の試合を配信することになりました。
■これまでのユーザーの利用状況は。
榊氏:ネット中継には自宅からアクセスしている方が多いですね。ユーザー数は試合によってバラツキがありますが、1試合につき、2万人程度のユーザーがアクセスしています。球場に足を運んで見ている方と同じくらいの人数がネット越しに見ていることになります。
やはりクライマックスシリーズなど注目される試合ではアクセスが増えます。特に、そうした試合で地上波やCS放送の中継が終わってしまうことがあります。そんなときは一挙にアクセスが増えます。