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モバイルファクトリー事業企画本部CGM事業部マネージャーの福本隆太氏
モバイルファクトリー事業企画本部CGM事業部マネージャーの福本隆太氏
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 クチコミマーケティング支援などを手がけるモバイルファクトリー(東京都品川区)は2008年4月2日、企業向けクチコミプロモーションサービス「TRY TREND」のケータイ対応を開始した(関連記事)。ケータイからTRY TRENDに集積したクチコミ情報へアクセスできる環境が整うことにより、リアル店舗でのクチコミを活用した販促の道が開ける。モバイルファクトリー事業企画本部CGM事業部マネージャーの福本隆太氏に話を聞いた。。
(聞き手は原 隆=日経ネットマーケティング

TRY TRENDはどういうサービスか。

 TRY TRENDは2007年4月に開始した体験型クチコミプロモーションサービス。企業の商品やサービスをブロガーに体験してもらって記事を書いてもらうサービスだ。当社が展開しているブログプロモーションサービス「BloMotion」に加え、(F1層が多く参加する)トレンダーズ、(仕事を持つ主婦が多く参加する)キャリア・マム、(現役大学生の家庭教師が参加する)東大家庭教師友の会などの会員に対して、サンプル品提供やイベント招待を行い、体験したことをブログ記事として執筆もらう。2007年9月に書き込まれたクチコミを集約したWebサイトを立ち上げた。今回、同サイトのリニューアルに合わせて携帯電話からも閲覧できるようにした。

ケータイ対応は企業にとってどういうメリットがあるのか。

 代理店と仕事をしているなかで、クチコミとリアルなシーンを絡めることはできないかという声が多かった。クチコミ情報はなかなかパソコンの世界から抜け出せていない。クチコミ集約サイトをケータイ対応させることで、リアルとの相性が抜群に良くなる。

 例えば、パッケージや店頭POPにQRコードを掲載しているケースをよく見かけるようになったが、単なるWebサイトへの誘導に使っているケースが多い。これがクチコミ情報にアクセスできるようになるだけで、最高の販促ツールに化ける。

 店舗での利用シーンを考えれば、化粧品をはじめとする消費財メーカーが向いているだろう。F1層を対象とした商品も相性がいい。

TRY TRENDはサービス開始から約1年が経つ。企業による採用はどのくらいか。

 延べ21社に利用してもらっている。そのうちリピートしている企業は5社だ。ここにきて採用する企業数は右肩上がりで伸びている。

BloMotionとの違いは何か。

 BloMotionが非体験型のブログマーケティング、TRY TRENDが体験型のブログマーケティングという位置づけだ。BloMotionは記事掲載依頼のなかからブロガー自身が書きたい内容を選び、体験せずに記事を書いてもらう。一方、TRY TRENDは実際にサンプル品を使ったり、イベントに参加したりして実際に体験してもらったことをブログに執筆してもらうという違いがある。

TRY TRENDでは企業にとってデメリットとなる書き込みは認められないのか。

 いわゆるやらせ記事とは異なるため、企業にとってデメリットのある書き込みでもまったく問題ない。ただし、TRY TRENDはブロガーが自ら意志を持って参加するサービス。事実として、あまり後ろ向きな書き込みはない。

企業はサンプル品の提供やイベント招待に加えて報酬を支払う必要はあるか。

 企業は三つのコースから選択できるようになっている。まったくインセンティブを用意しないコース、抽選でプレゼントを提供するコース、必ずインセンティブを支払うコースの3種類だ。ただ、傾向としてインセンティブを必ず支払うコースを選ぶ企業が多い。確実に効果を上げたいためだ。また、イベント招待の場合は交通費などがかかることもある。インセンティブは商品やイベントにもよるが500円から5000円くらい。ケースによっては1万円まで支払うこともある。