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米Open Invention Network CEO Keith Bergelt氏
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Linux Denfendersのトップページ
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Linux Denfenders 911のトップページ
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 米Open Invention Network(OIN)はLinuxに関する特許を管理する組織で,米IBM,NEC,米Novell,オランダ Philips,米Red Hat,ソニーが出資している。OINは2008年12月,Linuxに関する特許係争を防ぐための取り組みとして「Linux Defenders」を開始した。OINのCEOであるKeith Bergelt氏にその狙いを聞いた(聞き手は高橋信頼=ITpro)

Linux Denfendersとは。

 Linuxに関する特許係争を防ぐ取り組みだ。ただし我々は特許制度に反対している訳ではない。質の悪い特許によってイノベーションが阻害されるのを防ぐことが目的だ。

 取り組みはいくつかある。たとえば,IP.comというサイトに,コミュニティや個人などが開発した技術を公開している。公開することで,関連特許を他社に取得されるのを防ぐ。これはディフェンシブ・パブリケーション(防衛的開示)と呼んでいる。

 また出願される特許や,すでに出願された特許に対しオープンソース・コミュニティなどがレビューし,すでに先行技術があるものなど質の悪い特許をチェックして,米特許庁に申し立て無効とするといったことを行っている。

 Linux Denfenders 911というサイトでは,「非開示契約へのサインを要求された」などのオープンソース開発者からの特許に関する相談を受け付けている。駆け込み寺のようなもので,法律面でのアドバイスを無料で行う。

 Linux Defendersには,米Software Freedom Law CenterおよびLinux Foundationも参加している。

現在OINでは何件の特許を所有し,管理しているのか。

 143件だ。OINはLinuxに関する特許を購入して管理している。OINが所有する特許は,企業にライセンスしているが,ライセンスを受けた企業は,その企業が保有する特許権をLinuxに対し一切行使しないことが義務づけられる。現在,OINからライセンスを受けている企業は80社近くになる。