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WebSDKの対象プラットフォームを拡大するのであれば,電話以外の端末に展開してはどうか。Androidは情報家電に展開するケースも多い。

 nexusブランドの対象をスマートフォンに限っているわけではない。まだ具体的な構想はないが,展開する対象が電話だけではもったいないと考えている。パソコンやテレビにまで広がるプラットフォームではないにせよ,ソニーグループの一員としてそうした機器と「つながる」関係は追求したい。

 例えばSEMCの「Aino」という携帯は,PlayStation 3の画面をそのまま表示する「リモートプレイ」機能を備えている。Xperia X10に搭載するかはともかく,連携の方向性としてはあり得るだろう。

アプリケーションのUIコンポーネントは統一するのか。スタイルガイドのようなものを用意する計画は。

 スタイルガイドは今のWebSDKにはない。ただしX10の標準アプリケーションとなるMediascapeおよびTimescapeを今後拡張していく過程で,UIコンポーネントを他のアプリケーションが流用できる環境を用意する可能性はある。

 ただしサードパーティが作り込んだルック・アンド・フィールを壊すつもりはない。将来スタイルガイドを用意するにせよ,最低限なものにとどめたい。最終的にはユーザーの混乱を招かない形になるよう,細心の注意を払いながら方針を固めていく。

Mediascape,Timescapeに続くシグネチャ・アプリの構想は。「~scape」という名称を生かしてシリーズ展開するのか。

 名称も含めてまだ何も決まっていない。明確なのは,魅力的なシグネチャ・アプリケーションをそろえ,そのAPIを活用したアプリケーションを開発しやすい環境を整えていくという基本方針だけだ。シグネチャ・アプリケーションはユーザーとの“距離”が近いため,開発者にとってユーザーとアプリケーションとを結びつける機会が広がる。

 シグネチャ・アプリケーションとサードパーティのアプリケーションが互いにつながることで,ユーザーにとっての価値が,3カ月後,半年後,1年後と時間が経つにつれて上がっていてほしい。一般的な商品は出荷直後の価値が最大で,後は下がる一方だ。そうならないために,nexusプラットフォームによる,ユーザー,そして開発者との継続的なつながりを生む施策を打ち出していく。

■変更履歴
本文中,2カ所に「ソニー独自のOSE」という表現がありましたが,正しくは「Sony Ericsson独自のOSE」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2009/11/24 12:40]