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ニフティクラウドの最大の特徴は、どこにあると考えますか?

 使いやすさでしょう。1時間という時間課金にしたのも、「必要なときに必要な分だけ」というコンセプトを実現するためです。(Linuxのディストリビューションである)Cent OSがインストールされたサーバーを5分で準備でき、サーバーのスペックも5分で変えられる――。そういう使いやすさが特徴です。

仮想サーバーのプロセッサやメモリー容量を強化することもできるのですか?

 仮想サーバーを停止して、再起動する際にスペックを選択できます。最小構成はプロセッサが1個、メモリーが512Mバイトですが、それらを増やすことができます。仮想サーバーは前と同じ仮想ディスクイメージからブートするので、サーバーのスケールアップが可能です。

管理ツールはどうなっていますか?

 Webブラウザベースの「コントロールパネル」を用意しています。ニフティのID(現在は法人用IDのみ)でログインして、仮想サーバーを起動したり、稼働率をチェックしたり、仮想ディスクを作成したりできます。このコントロールパネルは自社開発です。

「Amazon EC2」のように、仮想マシンを管理するAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を公開していますか?

 今はしていませんが、将来的には公開する必要があるのではないか、と思っています。まだWebベースの管理ツールも未完成なので、それが終わったら取り組みます。

APIは米VMwareの「vCloud API」に準拠するのでしょうか?

 やるとしたら当面はVMwareに合わせることになりますが、将来的にはXenや「KVM」といった他の仮想化ソフトにも対応した、抽象的なAPIにしたいと考えています。システム・インテグレータの中には、自社でニフティクラウドの仮想サーバーをリモート管理したいというところもあります。そういったシステムを開発する人たちに受け入れられるようなシンプルなAPIを考えています。

Amazon EC2には現在、OSやアプリケーションなどがインストールされた仮想ディスクイメージが4000種類以上登録されています。ニフティクラウドではどうする予定ですか?

 ニフティクラウドで現在利用できるOSはCent OSで、今後、Red Hat Enterprise LinuxやWindows Serverも使えるようにする予定です。アプリケーションが何も入っていないディスクイメージと、いくつかのパッケージが入ったイメージを用意していますが、将来的には開発用ソフトの入ったイメージなども追加していく考えです。

バックアップやクラスタリングといった追加サービスはありますか?

 バックアップはまだありませんが、サービスの提供は予定しています。仮想ディスクの内容を他のディスクにバックアップするサービスです。可用性に関しては、「VMware HA」をベースにした機能を提供する予定です。VMware HAは、物理サーバーが停止した場合に、別の物理サーバーで同じ構成の仮想サーバー(同じ仮想ディスクイメージからブートする仮想サーバー)が立ち上がるというものです。

 このほか、ロードバランサー機能や、複数の仮想サーバーからマウントできるNFSファイルサーバーなどを提供する予定です。

セキュリティ機能はどうでしょうか? Amazon EC2の「セキュリティグループ」のように、仮想サーバーへのアクセスを制御するような機能はありますか?

 お客さん自身が仮想サーバー上で「iptables」(パケットフィルタリングソフト)を設定していただくことになります。それでは困るというお客さんには、ハードウエアベースのファイアウオールの内側でサーバーを運用するサービスも提供します。

ニフティクラウドはどのような用途に使われると思っていますか?

 用途を指定できるとは思っていません。今のところは、ネット系の企業、スタートアップ企業などからの問い合わせを頂いています。様子見かもしれませんが、かなりの大企業からの問い合わせもあります。

 インターネット接続事業者(ISP)のイメージが強いニフティですが、ニフティクラウドはISPやWebのサービスと並ぶぐらいの規模のビジネスにしたいと考えています。