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 位置情報活用ゲーム(位置ゲー)の「コロニーな生活☆PLUS」を運営するコロプラ(東京都渋谷区)が事業を急拡大させている。直近の会員数は165万人で、毎月10万人のペースで増え、競争が激しい位置ゲーの中でも頭1つ抜けた存在だ。2010年11月にはKDDIと提携するなど利用者層の拡大を図る一方で、地方の交通機関や物産店に送客する仕組みを構築し、位置情報をフル活用した“ジオメディア”としての独自性を発揮しようとしている。馬場功淳・代表取締役GM(ゲームマスター)に話を聞いた。

(聞き手は清嶋 直樹=日経情報ストラテジー

写真1●コロプラの馬場功淳・代表取締役GM(ゲームマスター)。2003年に前身となるサイトを個人で立ち上げ、2008年に株式会社化した
写真1●コロプラの馬場功淳・代表取締役GM(ゲームマスター)。2003年に前身となるサイトを個人で立ち上げ、2008年に株式会社化した
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コロプラの現状は。

 当社の会員数は約165万人(2011年1月下旬時点)で、毎月約10万人のペースで増えている。月間ページビューは20億前後、会員1人当たりでは同1200~1500程度とかなり多い。通勤や移動のたびに、こまめにアクセスしてくれる熱烈なファンに支えられているのがコロプラの特徴だ。

 ゲーム内では、携帯電話のGPS(全地球測位システム)・位置登録機能を使って、利用者が実際に1km移動するたびにゲーム内の仮想通貨「1プラ」が手に入る。このプラを使って、自分の街(コロニー)に建物を作って人口を増やしていく。移動先で地域限定のお土産アイテムを購入したり、それを他の利用者に配ったりもできる(写真2)。

写真2●携帯ゲーム「コロプラ」のメイン画面。携帯電話で移動して移動費をためながら、コロニー(街)を開発する
写真2●携帯ゲーム「コロプラ」のメイン画面。携帯電話で移動して移動費をためながら、コロニー(街)を開発する

 基本的なゲームの仕組み自体はシンプルなので、登場するキャラクター(クマ、リス、イルカなど)をかわいらしくして、ゲーム性を高めている。絵本をイメージした世界観に沿いつつ、今後もキャラクターを増やしていく計画だ。

収入はどこから得るのか。

 課金収入(利用者が500円単位の『投げ銭』をすると、ゲーム内で使えるアイテムがもらえる)と、提携先である交通機関や物産店などからの手数料収入がある。

 交通機関との協業では、コロプラのゲーム内で使用でき、かつ実際の列車・船にも乗れる「コロプラきっぷ」を提携先交通機関に販売してもらう。コロプラは提携きっぷの売り上げに応じて一定料率を手数料収入として受け取る。

 位置ゲーを運営する企業は他にもあるが、当社ほど幅広く交通機関と提携しているところは無く、強力な差異化要因になっている。当社も最初の実績を作るのは大変だった。当社はベンチャー企業。公共交通機関の提携相手として、「つぶれない企業」かどうかを精査された。