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 iDeepソリューションズが開発した企業向けの会議支援システム「TeleOffice」(関連記事)は、クライアントとしてタッチ操作を前提とするiPhoneなどでの利用を当初から想定して開発された。同社は日本発のソフトウエアを世界展開する目標を掲げており(関連記事)、その開発体制にも特色がある。開発の指揮を執る同社副社長執行役員兼CTOのJason W Cherry氏に話を聞いた。(聞き手は大谷 晃司=ITpro)

iDeepソリューションズ 副社長執行役員兼CTO Jason W Cherry氏
iDeepソリューションズ 副社長執行役員兼CTO Jason W Cherry氏

iDeepソリューションズでは、日本発のソフトウエアを世界展開することを目標に掲げている。その開発体制を教えてほしい。

 開発は約50人体制をとっている。社員の国籍は様々だ。私は米国、当然日本人もいる。フィリピン人、中国人、インド人など様々な国から集まっている。私はもともとSAPジャパンに入社し、そこで(iDeepソリューションズの代表取締役社長である)中根社長と知り合った。その後、中根社長から、TeleOfficeの開発を手伝ってほしいと言われiDeepソリューションズに参画した。

 開発拠点は日本だ。顧客である日本の企業からの要求が多いため、それを取り込むためには開発拠点を日本に置くべきだと考えている。将来的には海外にも拠点を置いて、各国の要求に対応できるようにするべきだと思う。

 海外展開するにあたり、TeleOffice自体はもともとマルチランゲージ対応を考慮して開発している。最初は英語と日本語だが、ほかの言語もすぐ対応できる体制をとっている。

50人の役割分担や開発環境などを教えてほしい。

 もっとも人数が多いのは品質管理チームだ。TeleOfficeは組み合わせるコンポーネントが多いため、それらを検証し品質を管理することが大事だ。約3分の1がかかわっている。残り3分の2は、サブシステムごとに分かれたチームになっている。サーバー側は、データベース、サービスの管理、Webサービスなどを開発するチーム、会議システムを制作するチームなどがある。クライアント側はSilverlightチームと、iOS/Androidチームに分かれている。

 開発には標準的な技術を採用している。サーバー側はマイクロソフトの.Net Frameworkを使っている。クライアント側はチーム構成にもある通り、主にSilverlightを使って開発している。例えば拡大・縮小といった表示は、SiliverlightのDeep Zoomで実現している。

 Silverlightで開発を始めた理由は、OSがWindowsでもMacOS Xでも論理的には対応できるからだ。ネイティブでの開発ではなくても、素晴らしいものはできる。ユーザーインタフェースもかなりわかりやすいものが作れると思う。ただ、現状はWindowsが中心だ。Windowsに加えて、iOS用のクライアントソフトを作っている。Android版も出す予定で、今後は海外での展開を考慮して、Windows Phone 7、BlackBerry、Symbianといったスマートフォンのプラットフォームに広げる計画だ。