ドコモマーケット(iモード)がオープンしてからちょうど半年が経過した(参考:ドコモマーケット アプリストアPC版)。スマートフォン向けのアプリストアの考え方を取り込んだiアプリ向けストアはその間どのように発展し、そしてスマートフォン全盛のなかで、今後はどのように展開されていくのか。スマートコミュニケーションサービス部ネットサービス企画担当課長の渡辺英樹氏と、同ネットサービス企画担当主査の水門賢一氏に聞いた。

(聞き手は大谷 晃司=ITpro


写真●NTTドコモ スマートコミュニケーションサービス部ネットサービス企画担当課長の渡辺英樹氏(左)と、同ネットサービス企画担当主査の水門賢一氏(右)
写真●NTTドコモ スマートコミュニケーションサービス部ネットサービス企画担当課長の渡辺英樹氏(左)と、同ネットサービス企画担当主査の水門賢一氏(右)

ドコモマーケット(iモード)の現在の状況は。

渡辺氏:ドコモマーケット(iモード)では、アプリと音楽、ブックと3ストアを展開している。これら全体を併せたダウンロード数は2000万ダウンロード程度にまで成長している。

 伸びは右肩上がりだ。ダウンロードに関しては無料のものがあるので一概には言えないが、アプリに関しては無料アプリを中心として550万ダウンロードくらい。あとはブックが1200万ダウンロードある。これは立ち読みの需要が大きい。音楽は250万ダウンロードで、これは有料だ。これらの合計で2000万ダウンロードの規模感まで成長してきている。

 NTTドコモでは、スマートフォンを加速する戦略を取っているので、スマートフォンユーザーを増やしながら、一方で既存のiモードに関してもトラフィックを伸ばしてきている。ドコモマーケット(iモード)はARPU(1契約あたりの平均収入)の向上にも貢献している。

ユーザーの属性や内訳などは。

渡辺氏:アプリに関してはユニークユーザーが累計で800万人に到達している。ドコモマーケットがオープンして2カ月経過したころは約400万だった(関連記事)。そのころと比べてちょうど倍の規模になっている。ユニークユーザーは右肩上がりで増えており、直近の月間ユニークユーザーは約300万人だ。

 累計ユニークユーザー800万の内訳は、男性が6割、女性が4割。年齢は30代、40代が中心だ。特にアクティビティが高いのは男性で、ダウンロードされているアプリもツール系、ゲーム系という傾向が強い。

 この傾向自体はオープン当初からあまり変わっていない。NTTドコモ自体でアプリストアを始めたのはこのドコモマーケット(iアプリ)が初めてだが、この傾向自体は、他のスマートフォン向けアプリマーケットと同じような傾向になっている。

ドコモポイントでアプリを購入できるが、その効果は?

渡辺氏:分析した結果、新しくドコモマーケット(iアプリ)を利用する方は、7割くらいはドコモポイント経由で入ってくる。ドコモポイント自体は新規ユーザーに効く、という傾向が出ている。ドコモポイントで300円相当のゲームやツール系アプリを試して、その後、より高額なアプリ、例えば400円、500円のアプリを購入するユーザーも多い。

水門氏:セールの効果も大きい。ドコモポイントは1カ月に500ポイントまで、約455円までしか使えないという制限があるが、セール時はドコモポイントでは通常時は買えないアプリが買えるようになったりする。こうしたセールがトリガーになっていることもある。