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 DNS(Domain Name System)とDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)。いずれもインターネットには欠かせない重要なシステムである。米ノミナムは、そんなDNSとDHCPのソリューションを通信事業者向けに提供する企業である。同社のCEOのゲイリー・メッシーナ氏と会長兼チーフサイエンティス ポール・マカペトリス氏に、最近のDNSやDHCP関連のトレンド、同社のソリューションについて聞いた。

(聞き手は堀越 功=日経コミュニケーション


ノミナムはどんなソリューションを提供する会社か。

写真●米ノミナムのゲイリー・メッシーナCEO(左)とDNSの開発者の一人である同社のポール・マカペトリス会長兼チーフサイエンティスト(右)
写真●米ノミナムのゲイリー・メッシーナCEO(左)とDNSの開発者の一人である同社のポール・マカペトリス会長兼チーフサイエンティスト(右)

ノミナムは10年以上に渡ってDNSとDHCPのソリューションを提供している。この分野の多くのエキスパートが在籍している。例えばDNSの開発者の一人であるポール・マカペトリス博士はノミナムの会長、チーフサイエンティストだ。

 ノミナムの主要顧客は、NTTグループ、スペインのテレフォニカ、米ベライゾン、英BTといった世界の大手通信事業者だ。ノミナムの製品を使ったDNSのトランザクションは、世界の1/3以上を占める。

 我々のソリューションの特徴は、DNS、DHCPといったコアとなるエンジンに、プラットフォームやアプリケーションを加えて統合化した製品を提供している点だ。

DNSとDHCPと結びつけて、どんなアプリケーションを提供しているのか。

 例えばDNSと結びつけた「NPS」というネットワークプロテクションサービスがある。これはボットネットを検知し、DNSのエンジンを使ってボットネットを無効化できる。

 ボットネットとは、悪意あるプログラムを使用してユーザーのパソコンを乗っ取り、外部からの指令によって自在にコントロールする仕組みだ。NPSでは、あらかじめ悪意あるボットネットのリストを把握し、DNSのエンジンを使って、外部からの指令をシャットダウンする。パソコン上の悪意あるプログラムは消えないが、実質無効化できる仕組みだ。

 もう一つ、ノミナムの代表的なアプリケーションとして「myi」がある。これはDNSを使って、ペアレンタルコントロールが可能なソリューションだ。例えば子供がWebサイトを見る時間は、有害コンテンツをブロックするといったカスタマイズができる。

DNSやDHCPのソフトウエアは、一般的にオープンソースが利用されている印象がある。

 確かにこれまで通信事業者はDNSやDHCPをそれほど重要視せず、オープンソースで対応するケースもあった。ただオープンソースは一時的にコスト削減できるが、長期的には高くつく。メンテナンスの手間もかかり、他社とは差別化もできない。ビジネスの俊敏性も得られない。

 現在、通信事業者を取り巻く環境は大きな変化を迎えている。加入者の支払う料金は下がり続けている。その一方で、動画などデータトラフィックは増え続けている。事業を継続するために通信事業者は、コスト削減、他社と違った価値の提供、市場の急変に対応できる体制作りが求められる。

 ノミナムのDNSとDHCPに統合した様々な製品群は、そんな通信事業者の課題を解決できる。統合化したプラットフォームによってコストが削減がもたらされる。さらに他社と差別化した価値も得られるからだ。

 今では通信事業者は、変わらなければならないことに気づいている。だからこそ我々のビジネスが順調に伸びている。