キーパーソンに聞く
キーパーソンに聞く
目次
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ウェザーニューズが挑む世界天気予報
砂漠や南極、北極の気候まで詳しく分かる
気象情報サービスのウェザーニューズ。最大の武器は、天気アプリ「ウェザーニュースタッチ」のユーザーから日々送られてくる気象に関するコメントや写真だ。温度や気圧などの一般的な気象データに、ユーザーからのコメントや写真から分析した情報を加味することで、予報の精度を上げている。そんな同社が消費者向けサービ…
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AIなのか人なのか、コンタクトセンターは2分化する
問題解決のスペシャリストを育てれば競争力に直結
コンタクトセンターは今後どうなっていくのか。AIなどを利用して徹底的に自動化するのか、もしくはピンポイントで問題解決できるように人を育てるのか、今が分かれ目とコンタクトセンターおもてなしコンソーシアム(COC)代表理事でイースマイル代表取締役CEOの齊藤勝氏は語る。
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なぜ日本のロボットは元気を失ったのか
復活の条件は「繊細さ」にあり
ロボット大国と言われた日本だが、最近は今ひとつ元気がない。その中で気を吐いているのが、高齢者や介護者、工場などの肉体労働者向けの筋力補助装置「マッスルスーツ」を開発し、大学発ベンチャーを通じて販売を伸ばしている東京理科大学工学部機械工学科の小林宏教授。日本のロボットはどうなっていくのかを聞いた。
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おばあちゃんを転ばせない“ロボット”
電動補助カートを開発する、RT.ワークスの河野社長に聞く
ロボット開発ベンチャーのRT.ワークスは7月14日、電動補助カート「ロボットアシストウォーカーRT.1」を発売する。高齢者が歩行時に使う四輪カートに複数のセンサーを搭載し、坂道などで転ばないよう支援する。RT.ワークスを起業した河野誠社長は、ソニーや船井電機で経験を積んだエンジニアだ。高齢者向けロ…
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「ROIおじさん」が日本のIT化を遅らせる ビッグデータ活用を阻む3つのNGワード
ITを無視しては企業は成長できない――。2015年の今、この言葉に異を唱える人はいないだろう。スマートフォンの普及により膨大なデータが日々生み出され、それを分析するIT基盤の値段も劇的に下がった。あらゆる企業が、ビッグデータの活用と向き合わざるを得ない時代になった。
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日本にはなぜ“IT音痴社長”が多いのか 分からないなら「勉強すべき」
ITは特殊な技術で、素人にはよく分からない――。日本の経営者には、今なおそんな苦手意識を持ち続けている人が少なくない。ガートナージャパンの長谷島眞時エグゼクティブパートナーは「ITが分からないなどと、社長ならば口が裂けても言ってはならない」と指摘する。なぜ、日本の経営者はITに苦手意識を抱いている…
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「インダストリー4.0」はあと2~3年で終わる
あなたは「氷売り」になりたいか
ドイツ発の、生産工程をデジタル化で革新しようというプロジェクト「インダストリー4.0」は、様々なモノに通信機能を持たせるIoT(モノのインターネット)の考え方を本格的に広げ、産業界のデジタル化について理解を広げるキャッチフレーズとなった。米IT(情報技術)リサーチ最大手ガートナーのピーター・ソンダ…
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日本経済の再浮揚には大企業のベンチャー投資が欠かせない
樋原伸彦・早稲田大学ビジネススクール准教授に聞く
既存の企業によるベンチャー投資──。米シリコンバレーなどでは活発だが、日本ではこれまで成功例は少ない。 だが、大企業によるベンチャーへの投資が活発にならなければ、日本経済の再浮揚は見込めないと、樋原伸彦・早稲田大学ビジネススクール准教授は主張する。その真意を聞いた。
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年金機構へのサイバー攻撃はまだ「序章」
米シマンテックのマイク・ブラウンCEOに聞く
125万件の個人情報が流出した、日本年金機構へのサイバー攻撃は序章に過ぎない――。セキュリティソフト大手、米シマンテックのマイク・ブラウンCEOは日本企業の経営者に警鐘を鳴らす。マイナンバーの導入や東京五輪などで、日本を標的にした攻撃はますます増えると予測する。攻撃者の動機や最新の手口などを聞いた…
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システムレベルの革新で、ムーアの法則を継続させる
IBM システムズ シニア・バイス・プレジデントのトム・ロザミリア氏
米IBMは2014年までにx86サーバー事業の売却を完了、さらに2015年7月に半導体製造部門の譲渡も終えた。その一方で、最先端の半導体製造プロセス技術には引き続き投資を続けている。こうした一見複雑なIBMの事業再編には、どのような意図が隠れているのか。これらの事業再編における統括責任者で、IBM…
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本当の製造業IT化で目指すは現場知識の共有
法政大学の西岡靖之教授に聞く
製造業でのIT(情報技術)活用がかまびすしい。あらゆるモノがネットでつながることで、第4次産業革命がはじまるとも言われている。ドイツが産官学を挙げて提唱しているインダストリー4.0。日本のIT化は後追いするのか独自路線を歩むのか。法政大学デザイン工学部システムデザイン学科の西岡靖之教授に聞いた。
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コンビニバイトが「派遣」に変わる
マイナンバーが揺さぶる企業の採用活動
導入まで1年を切った「マイナンバー」制度。税や社会保障に関する行政手続き効率化を目的に、国民一人ひとりに番号を割り振る制度だが、最も大きく変わるのは企業の採用活動だろう。正社員はもちろんアルバイトを雇う際にもマイナンバーが必要になり、管理を怠ると罰則につながりかねない。バイトを派遣社員に切り替える…
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SEOが企業経営にも影響を及ぼす時代に
アイレップの渡辺隆広取締役に最新のSEO事情を聞く
自社サイトを検索結果の上位に表示するために最適化するSEO。グーグルの検索アルゴリズム変更により順位が上位から急落することも珍しくない。アイレップの渡辺隆広取締役に、SEOの最新事情と企業が今後取り組むべきことを聞いた。
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社員のメタボ比率は業績に関係するのか
フジクラが「健康経営」に取り組む理由
線材大手のフジクラは2010年度以降、全社を挙げて「健康経営」に取り組んでいる。福利厚生施策の一環ではない。同社人事・総務部健康経営推進室の浅野健一郎副室長は「社員の健康増進に対する支援は、企業存続のための投資」と話す。
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トイレはIoTで進化する
独SAPが狙う米グーグルの「弱点」
「IoT(Internet of Things)」。2015年の産業界は、モノのインターネットを指すこの言葉を軸に競争が激化しそうだ。パソコンやスマートフォンだけでなく、ロボットや産業機械までがインターネットにつながり情報をやり取りすることで、新たな「産業革命」が起きると見込まれている。独SAP…
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物流倉庫こそ、サイバー戦争の最前線
情報セキュリティの専門家、会津大学の山崎文明・特任教授に聞く
米国と中国が、水面下で激しい情報戦を繰り広げている。米司法省は今年に入り、企業秘密を盗んだとして中国人民解放軍当局者5人を訴追。中国もこうした動きに反発。中国共産党機関紙が2014年7月、党員や政府職員、軍人らに対し米アップルのiPhoneを使わないよう呼びかけた。
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【あゝ人手不足】もう全飲食店、「タッチパネル注文」でいいよね?
HT‐Solutionsの田村久則社長に聞く
人口減少や少子高齢化が進む中、企業現場での人手不足が深刻化している。中でも顕著なのが飲食業で、アルバイト店員が集まらず、営業時間の短縮や一部店舗の閉鎖に追い込まれる業者も続出。かろうじて営業を続行している店舗でも、スタッフ不足から注文業務に支障が出るなど顧客満足度の低下につながりかねない状況となっ…
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ロボットと人間が一体化する時代が来る
サイバーダインの山海嘉之CEOに聞く
米グーグルからアマゾン・ドット・コムまで様々な企業が関心を寄せるロボット。この分野でユニークな技術で注目を集めているのがサイバーダイン社だ。「動け」という脳の信号を検知して体に装着したロボットスーツが動き、脚などが不自由な人の動作を補助する。ドイツでは一足先に身体機能の機能改善治療に利用されている…
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「データが売れる時代」のセキュリティ対策とは
システム部丸投げではデータは守れない
今回は、日本を代表するセキュリティの専門家の1人である、セキュリティ専門会社ラックの西本逸郎取締役CTOに、企業のセキュリティ対策の考え方について話を聞いた。西本氏は、「コスト削減目的のIT活用ならアリバイのセキュリティ対策でもよかったが、データの活用を考えているなら、根本的に考え方を改めないと破…
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「幸せは加速度センサで測れる」
人間と組織の意外な法則、ビッグデータ分析で判明
どんな活動をどれだけするかは自分の思い通りにはならず、実は熱力学法則によって決まっている。仕事の生産性が高いのは「知人が多い人」ではなく、実は「知人の知人」の数が多い人である――。ウエアラブルセンサから収集した「体の動き」の大量データの解析から、人間の行動や組織の活動に関する新たな知見が次々に発見…