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 「Twilio(トゥイリオ)」は、米Twilioが開発・提供するクラウド電話API。WebサービスやiOS/Androidアプリに電話の発着信機能などを付加できる。2013年4月17日には、KDDIウェブコミュニケーションズが日本で「Twilio」の提供を開始した(関連記事)。来日した米Twilio CEOのJeff Lawson氏に電話APIを開発した経緯や電話APIを使った事例などを聞いた。

(聞き手は大谷 晃司=ITpro

Twilioを作ろうと思ったきっかけは。

米Twilio Co-founder and CEOのJeff Lawson氏(右)、KDDIウェブコミュニケーションズ SMB事業本部 Twilio事業部 ゼネラルマネージャーの小出範幸氏(左)
米Twilio Co-founder and CEOのJeff Lawson氏(右)、KDDIウェブコミュニケーションズ SMB事業本部 Twilio事業部 ゼネラルマネージャーの小出範幸氏(左)
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 私のバックグラウンドを話すと、Twilioを起業する前にもソフトウエアに関する企業を3社設立しており、米Amazon Web Services(AWS)のプロダクトマネージャーも務めていた。AWSを離職したとき、ソフトウエアでよりよいコミュニケーションを実現したいということを考えており、そこを何とかしようと思ったのがTwilioを立ち上げたきっかけだった。

 AWSはインフラをサービスとして事業展開している。我々は電話の機能をサービスとして展開していくという考えから、開発者に対してAPIを提供し、従量課金で使ってもらえるようにしている。実際、TwilioはAWS上でも動いている。AWSのグローバルのデータセンターを活用し、海外でも数10社の通信事業者と提携、40カ国でTwilioを展開している。

 Twilioのなかには100を超える独立したサービスが存在し、音声の処理やSMS、キューイングなど、APIを介してさまざまサービスが使える仕組みを用意している。

同時に処理できる呼の数は。

 同時に数万件を扱える。例えば2012年の米国大統領選挙では両陣営のキャンペーンでTwilioを採用したシステムが使われ、大量の処理が発生した。選挙などの場合、一時的に大規模なボリュームが発生するが選挙が終わればゼロになる、といったかなりブレの激しい使い方をする。

 こうした使い方ができるのもクラウドのメリットであり、Twilioはそれを十分ハンドリングできた。実際、大統領選の期間中に1秒間に数百コールといったボリュームにも対応できていた。

「3日間だけ使いたい」といったこともできるのか。

 もちろんできる。AWSのサービスに非常に似ている。ちょっとつまみ食いをする、ということもできるし、スケールアップしたければそれもできるし、スケールダウンも可能だ。