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 米Gigamonは、ネットワークスイッチのミラーポートから収集するネットワーク監視トラフィックを1台で集約して再配信する専用装置「GigaVUE」を開発しているベンダーである。2013年6月にはニューヨーク証券取引所(NYSE)にIPO(株式公開)している。アジア太平洋地域の営業担当副社長を務めるサジョートー氏に、ネットワーク監視トラフィックを集約することの意義と市場性について聞いた。

(聞き手は日川 佳三=ITpro


米Gigamon製品の概要は。

米Gigamonでアジア太平洋地域の営業担当副社長を務めるDavid Sajoto(デービッド・サジョートー)氏
米Gigamonでアジア太平洋地域の営業担当副社長を務めるDavid Sajoto(デービッド・サジョートー)氏

 ネットワーク監視トラフィックを集約して再配信する装置だ。監視対象となるネットワーク(スイッチのミラーポート)と、パケットキャプチャーによってネットワークを監視するネットワーク監視ツール(Webアプリケーションファイアウォールなど)との間に入り、これらの間で監視トラフィックを仲介する。

 製品名は「GigaVUE」で、我々はGigaVUEのことを「ビジビリティ・ファブリック」(ネットワーク可視化のための仲介層)と呼んでいる。ネットワーク監視のためのパケットキャプチャリング機能を抽象化したレイヤーであり、このレイヤーを介することでネットワーク監視ツールをより効率よく使うことができるようになる。

GigaVUEを導入するメリットの具体例は。

 いくつかのユースケースがある。

 一つは、ミラーポート不足の解消だ。ネットワーク監視ツールが複数台ある場合に、GigaVUEがスイッチのミラーポートから収集した監視データを、これら複数台のネットワーク監視ツールに対してそれぞれコピーして供給できる。

 これとは反対に、複数のミラーポートを1つに集約する使い方もできる。つまり、複数拠点に分散配置したスイッチからそれぞれ別々に収集した監視データをGigaVUE側で集約し、これをまとめて1つのポートから出力し、ネットワーク監視ツールに渡すことができる。

 ネットワーク監視ツールが必要とするデータだけを事前に抽出したり加工したりするフィルタリング機能も備える。これにより、ネットワーク監視ツールへの流量を減らすことができる。ネットワーク監視ツールの性能を引き出してライセンス費用を減らす効果がある。GigaVUEが間に入ることで10Gビット/秒から1Gビット/秒へのポート変換もできる。

 複数台のネットワーク監視ツールに対して監視データの処理負荷を分散させる使い方も可能である。10Gビット/秒の監視データを1Gビット/秒の監視能力を備えたネットワーク監視ツール10台に振り分けるといった使い方である。