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「Windows XPから新OSへの移行作業は一段落」とは言えないまでも、着手した企業は確実に増えている。その一方で、移行のための予算をまだ確保していないため、手つかず状態の企業も存在する――。TIS IT基盤サービス本部の伊藤宏樹氏らは証言する。アプリケーションの仮想化やマイグレーション、デスクトップ仮想化など幅広いメニューを用意してXPからの移行を支援する同社の状況を聞いた。

(聞き手は栗原雅=オトムメディア)


「Windows 7/8 移行支援サービス」を始めてから5カ月ほど経過しました。今の状況を教えてください。

写真1●TIS IT基盤サービス本部 IT基盤サービス第1事業部 IT基盤サービス第2営業部 伊藤宏樹氏
写真1●TIS IT基盤サービス本部 IT基盤サービス第1事業部 IT基盤サービス第2営業部 伊藤宏樹氏
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伊藤氏 サービスを開始した2013年4月下旬から当初の2カ月で、180社以上から引き合いがありました。7月頃から、ようやく月10社程度に落ち着いてきたところです。お客様の規模と業種はさまざまです。移行対象のパソコンが4000~5000台規模におよぶ製造業もあれば、それより小規模の第二地銀もあります。

Windows XPから新OSへの移行は一段落しつつあると見て良いのですか。

写真2●TIS 産業事業本部 ネットコミュニケーション事業部 ネットコミュニケーション営業部 池田義和氏
写真2●TIS 産業事業本部 ネットコミュニケーション事業部 ネットコミュニケーション営業部 池田義和氏
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伊藤氏 そうとも言い切れません。今回に限った話ではありませんが、保有するパソコンが数百台規模の企業の中には予算を確保していないため、移行作業に踏み出せないところがあるのが現実です。数百台のパソコンを単に入れ替えるだけでも1000万円オーダーの費用がかかります。このままでは予算申請をためらったままサポート終了を迎えてしまい、2014年4月以降もXPを使い続ける企業が出てくるのではないかと危惧しています。

池田氏 XPパソコンで使っている独自アプリケーションの構造や、新OSへのマイグレーションのやり方によっては、当初想定していた予算の範囲内に収まらないケースも出てきます。

写真3●TIS 産業事業本部 ネットコミュニケーション事業部 ネットコミュニケーション営業部 鵜狩大作氏
写真3●TIS 産業事業本部 ネットコミュニケーション事業部 ネットコミュニケーション営業部 鵜狩大作氏
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Webブラウザーとして「Internet Explorer(IE)6」の利用を想定したWebアプリケーションですね。

鵜狩氏 それだけでなく、「Visual Basic(VB)6.0」で開発したクライアント・サーバー型のアプリケーションもやっかいです。VB6.0の開発環境やサードパーティのコンポーネントはWindows 7以降での動作保証をしてませんから、OSの移行後も使い続けるためには何らかの形で改修が必要になります。