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 米Nimble Storageは、SSDやメインメモリーを利用した独自のキャッシュ技術によって高速化を図ったiSCSIストレージ「Nimble Storage」を2010年から出荷している新興ストレージベンダーである(関連記事:アセンテック、SSDとメモリーをキャッシュとして利用するiSCSIストレージ「Nimble」を発表)。ITproは2013年11月5日、同社CEOにNimble Storageの特徴を聞いた。

(聞き手は日川 佳三=ITpro


ストレージ「Nimble Storage」の特徴は。

米Nimble StorageでCEOを務めるSuresh Vasudevan(スレシュ・バスデバン)氏
ILMとの違いについて説明する、米Nimble StorageでCEOを務めるSuresh Vasudevan(スレシュ・バスデバン)氏

 特徴の一つは、SSDとHDD(ハードディスク)を上手に組み合わせて高速化を図った独自のアーキテクチャー「CASL」(Cache Accelerated Sequential Layout)だ。もう一つは、管理マネージャー機能やサポートをクラウド型サービス「Storage InfoSight」として提供することだ。

 これら二つの特徴は、二つの信念に基づいて実現した。

 CASLを生んだ一つ目の信念は「次世代のストレージにおいては、これまで以上にフラッシュストレージの採用が進むだろう」というもの。SSDとHDDを上手に組み合わせたアーキテクチャーを、一から設計することが望まれていた。

 Storage InfoSightを生んだ二つ目の信念は「ユーザー企業のストレージ管理のあり方が変わるだろう」というもの。これまでユーザー企業は、自らストレージを管理していたが、今後はクラウドサービスを介してベンダーがユーザー企業の機器を直接管理するようになる。

独自のアーキテクチャーであるCASLのメリットは。

 メリットは、少ないハードウエアリソースで性能と容量を確保できることだ。同一の性能と容量を確保する場合、他社製のストレージと比べて3分の1のリソースで済む。これにより、設備投資費やデータセンターの専有容積、運用費などを削減できる。

 SSDとHDDを組み合わせるアーキテクチャーが、他社の一般的なストレージとNimble Storageとでは異なる。一般的なストレージは、SSDとHDDを混在させてILM(階層型ストレージ管理)の構成を採るが、これには弱点がある。

 ILMでは、SSDをデータの格納場所として利用するので、データを保護するためにSSDも冗長化しなければならない。SSDに対して頻繁にデータが書かれるので、耐久性も問題になる。HDDとSSDとの間のデータ移動コスト(手間、負荷)も大きい。移動の単位がギガバイト単位と巨大で、移動の頻度も20分から30分に1回程度に抑えざるを得ない。