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(写真:村田和聡、以下同)

 クラウドファンディングという言葉をご存知だろうか。何らかのプロジェクトを実現したい個人や団体・企業が、不特定多数の個人から少額の出資を募り、インターネットを通じて資金を調達する手法の1つである。一人ひとりの出資金は少ないが、ある程度の人数が協力することで、まとまった金額を集められる。米国などではインターネットのベンチャー企業がクラウドファンディングを利用し、事業立ち上げ時の資金に充てる方法が広がっている。

 日本においてもクラウドファンディング事業を運営する企業が2008年頃から登場。現在は寄付型、購入型、融資型等に分類される80以上の事業者が存在すると言われている。そんな中で2013年6月に購入型クラウドファンディングサービスを開始したのが、JGマーケティング。サイト「シューティングスター」を運営し、40件近くの資金調達を支援している。同サイトを運営する佐藤大吾氏は、もともと「ジャスト・ギビング・ジャパン」という別の寄付型クラウドファンディングの運営者でもある。

 佐藤氏に、クラウドファンディングの国内の実情を聞いた。

(聞き手は蛯谷 敏)

◆   ◆   ◆

佐藤さんは、2010年からジャスト・ギビング・ジャパンというクラウドファンディングサイトを運営しています。それにもかかわらず、2013年6月に新たなサイトを立ち上げた理由はなぜですか?

佐藤:そうですね。おっしゃる通り、僕らは2010年から寄付型クラウドファンディングサイト「ジャスト・ギビング・ジャパン」を始めました。

 そもそも、なぜこのサイトを開始したかというと、「日本では寄付文化というのは根付かない」という見方に挑戦したかったんですね。日本人だって、寄付の仕組みやきっかけがあれば、ちゃんと寄付をするということを、形で証明してみたかったというのがあります。

 結果は、3年間やってみて、累計寄付総額が10億円を超えました。これは本家であり、世界最大の規模を誇るイギリスの「ジャスト・ギビング」よりも多かったんです。ですから、「日本人は寄付をしない」という声に対しては、十分に反論できる成果が残せたと思っているんです。