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 ベトナムのソフトウエア大手FPTソフトウェアが、クラウドに力を注いでいる。主力事業であるオフショア開発の受託において、Amazon Web Services(AWS)やWindows Azureをプラットフォームとして選択する顧客が増えているからだ。同社内に専門チーム「クラウドサービスセンター」を組織し、これらIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)やCloudStack、OpenStackといったクラウドOSのノウハウを蓄積すると共に、自社プロダクトの開発も進める。同センターで責任者を務めるブーイ・ヴィン・タン クラウドサービスセンター ディレクターに、話を聞いた。(聞き手は岡部 一詩=日経コンピュータ


写真●平均年齢は26歳というクラウドサービスセンターのメンバー。前段真ん中がブーイ・ヴィン・タン クラウドサービスセンター ディレクター
写真●平均年齢26歳というFPTソフトウェアのクラウドサービスセンターのメンバー。前段真ん中がブーイ・ヴィン・タン ディレクター
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クラウド領域に力を入れている。

 アウトソーシングの分野において、IaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)上でシステムを開発したいというニーズが拡大している。2013年には、オンプレミスからクラウドに環境を切り替えるプロジェクトが前年比較で2倍に増えた。

 Amazon Web Services(AWS)やWindows AzureといったIaaSにおいては、毎月のように新しいサービスがリリースされる。こうした状況に対応するため、当社では「クラウドサービスセンター」という専門部隊を組織している。

 クラウドサービスセンターは2011年にR&D(研究開発)を目的に発足した。当初のメンバーは2人だったが、2012年末には10人、2013年末には20人と倍増させている。

 現在のミッションは研究だけに留まらない。当社は事業部門に、AWSに関する専門家を50人、Windows Azureに関する専門家を300人抱えているほか、CloudStackやOpenStackといったOSS(オープンソースソフトウエア)関連の専門家がいる。実際の開発案件に当たる彼らに対して、アドバイスや助言をすることも重要な役割の一つだ。

顧客向けには、どのようなサービスを手掛けているのか。

 プロフェッショナルサービスというものを提供している。大きく三つの要素を含んでいる。一つは、コンサルティング業務だ。顧客の要望に合わせて、どのようなクラウドプラットフォームを利用すべきかをアドバイスする。

 二つめは、クラウド基盤上における実際のシステム構築だ。オンプレミス環境からのマイグレーションであったり、パッケージソフトをクラウド環境に移行することによるSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)化、もちろん新規開発を担うこともある。

 三つめは、システム開発後の監視・モニタリング業務だ。保守・運用サービスも手掛けている。