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 データに意味を持たせるには、データを構造化することが重要になります。従来は、単に時系列でデータを集めていただけではないでしょうか。そのデータが誰にとって必要なのか、そしてKPIはどうするのかといったことを考慮してデータを収集そして分析することになります。

 工場には様々なシステムがあり、膨大なデータがあります。そうしたデータを構造化して前後関係などを付けていかなくてはならず、非常に面倒なことになります。ただ、こういったことをしないと、人の役職や役割に応じた情報を提供できるようにはなりません。我々は、こういった処理が効率的にできるように、高性能な産業用データ収集ソフトの開発を進めています。

既存のシステムとのデータ連携も問題ない

工場では、すでに多くの生産システムが稼働しています。もちろん、それらのすべての設備を最新のものに変えられるわけではないので、古いシステムからの情報も重要です。既存のシステムからも問題なくデータが取得できるかどうかは、ユーザーにとって心配な点だと思います。

クビゾー:既存のシステムを活用していかなくてはならないのは、十分に分かっています。今、そのシステムでユーザーがうまくいっているのなら、変えたくないのは当然です。既存のシステムというのは、プロトコルとやランゲージが違うわけです。インダストリアル・インターネットの世界では、そういったシステム同志がコミュニケーションをしなくてはならない。

 でも、それは簡単なことではありません。古いシステムというのは、自分たちの中で閉じた環境でのプロトコルに基づいています。またその一方で、データが構造化されていることで、新しいシステムとデータ連携しやすいという面もあります。ですので、システム同士のコミュニケーションは難しい面もありますが、乗り越えられないものではないと考えています。

 これまで多くの企業において古いシステムとのコミュニケーションを求める声が上がり、そして様々な開発が行われてきました。ですので、データを連携させるためのミドルウエアや、データベース間をブリッジさせる技術などが多く作られてきています。そういった意味では、現在は古いシステムでも90%ぐらいは、データが連携できる環境になってきています。

 今は既存のシステムとのコミュニケーションには、多少苦労が伴いますが、今後は標準化もどんどん進んでいきます。異なるメーカーのシステムでも容易にデータを連携できるようになっていくのではないでしょうか。