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 かつてパソコン向けのRAIDボードなどで名をはせた台湾プロミス・テクノロジー(PROMISE Technology)。現在は、エンタープライズ向けから、中小企業向け、家庭向けなどさまざまなストレージ機器を手がけている。同社のジェームズ・リー最高経営責任者(CEO、写真1)に戦略を聞いた。

(聞き手は岡田 薫、西村 岳史=日経コンピュータ


写真1●台湾プロミス・テクノロジーのジェームズ・リー最高経営責任者(CEO)
写真1●台湾プロミス・テクノロジーのジェームズ・リー最高経営責任者(CEO)
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写真2●FileCruiser VR2600
写真2●FileCruiser VR2600
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 プロミス・テクノロジーは2014年5月14日、クラウド市場向けの新しいストレージ機器「FileCruiser」(写真2)を日本でも発売すると発表した。FileCruiserは、データ同期/共有の環境を構築できるストレージアプライアンス。ビジネスにおいてもモバイルコンピューティングが広がっている現在において、セキュリティ確保の面から、オンプレミスのファイル同期/共有システムが欲しい企業や、ファイル共有サービスを提供したい事業者に向けて販売する。

 「プロミス・テクノロジーは、10年以上前にはストレージ系拡張ボードのメーカーとして日本でも高い知名度があった」(ジェームズ・リーCEO)というが、最近は国内で製品を販売しているもののそれほど積極的にはプロモーションをしていなかった。ジェームズ・リーCEOは、今回のFileCruiser発売を「日本市場に舞い戻った」と表現、力を入れて販売すると意気込んでいる。

クラウド市場をどうみている?

 クラウド市場には大きなビジネスチャンスがあると考えている。我々は、クラウド市場は大きく「ティア1」「ティア2」「ティア3」に分けている。ティア1は、米グーグルや米アマゾン・ドット・コム、米フェイスブックなどだ。彼らはソフトウエアも含めて独自にサーバーを設計し、台湾にあるOEM/ODMメーカーに発注する。しかし、こうしたことができる企業は少ない。

 ティア2はクラウドサービスの事業者、通信事業者、データセンター、公共機関。ティア3は一般の企業や団体だ。彼らはアマゾンやグーグルほどは大きくない。ティア3は、一般的な企業や団体、システムインテグレーターなどだ。彼らはハードやソフトを設計、製造しない。ここが我々の顧客になる。

 クラウド事業を展開するにはハードウエアだけでなく、ソフトウエアも併せて提供する必要があると考えている。プロミスは、技術に対して多大な投資をしている。我々は、ハードとソフト、サービスをセットにしたソリューションを売り込む。