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 単体のPCやサーバーのバックアップソフトから始まり、環境の移行ツールやディザスタリカバリーのソリューションを提供してきた米アクロニス。同社のコア技術であるバックアップ/リストアのソフトウエアを「AnyData Engine」と名付け、Windows/Linux、物理/仮想など環境を問わずに「データ保護」ができるとして製品を売り込んでいる。市場の状況と販売戦略について、米アクロニス インターナショナルオペレーション担当プレジデント ロラン・デドニ氏に聞いた。

(聞き手は西村 岳史=日経コンピュータ


アクロニスの現状と、市場をどう捉えているかについて教えてほしい。

写真●米アクロニス インターナショナルオペレーション担当プレジデント ロラン・デドニ氏
写真●米アクロニス インターナショナルオペレーション担当プレジデント ロラン・デドニ氏
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 アクロニスが特化しているのは中小企業だ。ユーザー企業は世界で30万社。一般消費者のユーザーも500万人以上いる。元々、アクロニスが開発していたのは、ドライブのイメージを保存し、復元する機能だった。その後、進化してシステムの移行、バックアップ、ディザスタリカバリー、データ保護までカバーするようになった。ユーザーには、性能の高さだけでなく信頼性や技術の卓越性が評価されていると考えている。

 ここ数年、市場は4つのトレンドにより大きく変化している。「仮想化&クラウド」「モバイルとBYOD(私的端末の業務利用)」「爆発的なデータの増加」「ビッグデータ」だ。普通は、トレンドが起こっても1つか2つだ。4つものトレンドが同時に起こるとその影響は革命的になる。

 こうしたトレンドについていくために、企業は変化しなければならない。保護対象となるシステムやデータは、物理環境だけでなく仮想環境やクラウドにも散在しており、その量も多くなっていく。そこで、我々が提供しているデータ保護のソリューションが必要になる。

 アクロニス製品の売り上げが最も大きいのは欧州。続いて北米、アジアだ。日本は、国としては3番目の大きさの市場になっている。アジアにおいては最も大きな市場だ。

新興国に対してはどのようにアプローチするのか。

 新興国はクラウドの導入が極めて速く進んでいる。新興国の企業は、元々インフラを持っていないからだ。アジアの場合、(既に成熟した市場である)日本とオーストラリア以外の国ではクラウドは非常に伸びており、販売拡大のとても大きな機会がある。同じように中東、アフリカ、中南米にも大きな市場があると考えている。