事例データベース:流通
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受発注システムの刷新で,月4000万円のコスト削減
メインフレーム1台で稼働していた受発注システムを,24億円かけてUNIXサーバー10台で刷新した。各店舗から送信される発注データの処理時間短縮や,システムの運用コスト削減などを図る。店舗指導員や商品担当者が店舗ごとの発注データをリアルタイムで把握して,発注指導や製造指示,在庫管理を容易にするといっ…
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サポート切れのNTドメインをLDAP+Sambaに移行
約6000人の社員を認証するWindows NT 4.0ドメインをMIRACLE LINUXによる「LDAP+Samba」環境に移行した。Windows NT 4.0のサポート終了に伴う措置。Windows 2000/2003に移行するとライセンス料が負担になる上,ウイルス感染などのリスクが解消さ…
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PC内データの徹底管理で情報漏えい対策を強化
本社内に情報漏えい対策システムを導入した。まず,社員が利用する約100台のPCに格納された顧客関連情報を暗号化し,適切な権限がないと参照やコピーができないようにした。さらに,ファイルやアプリケーションの操作記録や,メール送受信の履歴を採取することにした。システムは,富士通サポート&サービスの情報漏…
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売り上げデータの即時収集で過剰在庫や欠品を防止
音楽・映像ソフトなどを販売する新星堂は,各店舗の売り上げデータをリアルタイムに収集/管理するシステムを構築した。このデータを利用して売れ筋商品や購買動向を分析し,商品発注を最適化して店舗での過剰在庫や欠品を防止する。NECシステムテクノロジーが開発したPOSソフト「PC-POS MATE」やNEC…
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ポータルの改良で営業担当者の情報収集効率を4倍に
食品・酒類卸売業の国分では,全国150カ所の事業所で約800人の営業担当者がポータル・サイト「KOMPASS」を利用する。今回,日本IBMのポータル構築ソフト「WebSphere Portal」を利用して「パーソナライズ機能」を追加した。これにより,取引内容や訪問先企業の最新ニュース,取り扱い製品…
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デジタル・ブック形式で商品カタログを公開
インテリア専門商社のサンゲツは,カーテンや床材などの商品カタログをJavaアプレット化し,“デジタル・ブック”として同社サイト上に公開した。紙のカタログをぱらぱらとめくる感覚で商品を閲覧できるほか,拡大表示や印刷の機能を備える。カーテンや壁紙などを自分の目で確かめてから選ぶ消費者が多くなってきたた…
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COBOL資産の再構築でVB.NETパッケージを選択
クリーニング洗剤卸売りの双立は,富士通システムソリューションズ(FSOL)製パッケージを使って販売管理システムを再構築した。旧システムではCOBOLベースのパッケージ・ソフトを使用していたが,オフコンのリース切れを契機に,FSOLが3つの移行方法を提案。内容は(1)新ハードとVB.NETベースの新…
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1カ月半の短期開発をアジャイルで乗り切る
同社が運営するオークション/ショッピング・サイトの「bidders(ビッダーズ)」をリニューアル。サイト・デザインの見直しと商品検索の機能強化を図った。例えば商品を探す際に,店舗やオークションとも連動して商品を表示できるようにした。テスト期間を除くと,約1カ月半の短期開発となったため,アジャイル型…
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1日最大18万トランザクションをさばく新物流システム
音楽・映像ソフトの卸売業者である星光堂は,約55万件の商品を管理する物流システムを再構築した。従来は富士通のメインフレームで構築していたが,これをオープン系に切り替えた。システムの性能向上と機能拡張を柔軟に実施できるようにする狙いがある。新システムでさばく1日のトランザクション数は,平均で7万件,…
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業務を止めずに大規模R/3のアップグレードを完了
ヨドバシカメラは業務パッケージ「SAP R/3 4.0B」を「SAP R/3 Enterprise」にアップグレードした。作業は動作検証や外部システムとの再接続を含め32時間で完了し,店舗や配送などの業務を全く停止せずに済んだ。準備には約1年をかけ,新旧版の機能の差異分析や既存アドオン・プログラム…
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ログ解析でインタフェースを改善した通販サイト
カタログ通販大手のセシールは,携帯電話(iモード,EZweb,Vodafone live!)からアクセスできるカタログ通販サイトを再構築した。その際,ログ解析と購買分析を実施し,利用頻度の少ない機能を削減するなどユーザー・インタフェースの向上に努めた。改善ポイントは4つで,(1)ナビゲーションを統…
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無線IP電話機を導入し,年間通信コストを3割圧縮
帝国石油は,音声通話をVoIP(Voice over IP)で集中制御する「IPセントレックス」を国内の主要5拠点に導入した。社員一人ひとりに携帯型の無線IP電話機「MH210」を支給し,社内のどこにいても内線を送受信できるようにする。また,一部にはFOMA/無線LANデュアル電話機「N900iL…
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応答の悪い基幹システムにリッチ・クライアントを導入
オフィス家具販売大手のイトーキは,メインフレーム上で動作する基幹系業務システムをWeb化して社内ポータルに統合し,業務効率の向上を図った。ところが,業務システムの画面表示が遅いため,Web化する前から導入していた端末エミュレータを依然として利用するユーザーが少なくなかった。画面表示を速めるため,画…
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新サービス開始でDBサーバーが悲鳴,キャッシュ活用で乗り切る
同社が運営するPC/パーツの通販サイト「ドスパラ」は2004年3月末,掲載商品に関してユーザーの評価を登録・参照できるサービスを公開したところ,DBサーバーの負荷が急激に高まり,応答が返らない状態になった。同サービスを一時休止したが,2週間後に再度公開するよう同社役員から厳命を受け,サイト担当者は…
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基幹業務システムの再構築で運用コストを50%削減
メインフレーム上で稼働していた「受発注管理」「物流管理」「営業支援」などの基幹業務システムをUNIXサーバー(OSはAIX)に移行した。再構築に当たって,メインフレーム上のプログラム資産を調査し,個々のプログラムが業務に必要かどうかを見極めた。不要なプログラムは捨て,類似する機能を共通化した結果,…
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通常の10倍のトラフィックをキャッシュの複製で乗りきる
パソコン用ソフトウエアのダウンロード販売サイトで,米Akamai Technologiesのコンテンツ・デリバリ・システム「EdgeSuite」を利用した。ネットワーク・トラフィックの一時的な増加に対応するためである。同サイトでは毎月1回程度,ソフトの発売開始時などに,ネットワーク・トラフィックが…