事例データベース:流通
目次
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仮想化ソフト上でBIシステム構築
京阪百貨店は、約44万人が利用する京阪グループポイントカード「e-kenetカード」の購買情報を分析するためのBI(Business Intelligence)システムを構築。分析したデータは、親会社の京阪電気鉄道などグループ全体で利用する。
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データウエアハウス専用機で複数の分析システムを統合
大手食品卸の国分は2010年4月、グループごとに分かれていた販売データや仕入れデータなどの分析用データウエアハウス(DWH)を、DWHアプライアンスを使って統合した。DWHアプライアンスは日本ヒューレット・パッカードの「Neoview」(ネオビュー)を採用。日本HPが2010年7月12日に発表した…
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「蒸し暑さ」など気象の体感情報を配信し発注支援
冷やし中華など季節商品の発注精度を高める
「季節の変わり目の時期に店内で提供すべきコーヒーはホットかアイスか」「夏の日に冷やし中華の仕入れを増やすべきなのはどんな日か」――。こうした難しい判断を支援するユニークな取り組みを2010年3月下旬から開始した。
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営業の3分の2を小売り重視の担当職に転換へ
買い取り営業が中心の体制から移行
中古車買い取り・販売のガリバーインターナショナルの羽鳥兼市代表取締役会長は、2年以内に1400人の営業担当者のうち3分の2を小売り重視の担当職にしていく考えであることを明らかにした。
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十数億円かけ約400カ所の店舗システムを刷新
2011年9月までにレジを統一
古本販売大手のブックオフコーポレーションは2011年9月までに、約400カ所にあるBOOKOFFの直営店および同社が運営するそのほかのリユース店の全店で「次世代レジシステム」を稼働させる。
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“エキナカ”のサーバーをデータ・センターに集約,WiMAXで回線導入費を6割減
JR東日本の駅構内にあるコンビニエンスストアの「NEWDAYS」や売店の「KIOSK」を運営するJR東日本リテールネットは2009年8月,各店舗を結ぶネットワークを刷新した。各店舗からの販売データをリアルタイムで集約できる新情報システム「RICSS」(Retailnet Information C…
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クラウド型エネルギー管理システムを導入
改正省エネ法対応、初期投資額は2年以内に回収
家電量販大手のエディオンは2010年4月から、傘下の「デオデオ」など全国約1100店舗のうち40店舗を選んで店舗の空調・照明機器を集中管理する新システムを稼働させた。4月1日に施行された改正省エネ法に対応する狙いだ。
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BIツール活用し粗利率向上に成果
KPIを設定し根底から業務を見直す
ファッション商品の製造・販売を手がけるユナイテッドアローズは、仕入れやMD(品ぞろえ)の業務改革に、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールを活用している。アイテムや調達ルートなど様々な切り口で利益率を分析し、サプライチェーンや業務プロセスの改善に役立てる。同社は2010年3月期第3四半期決算で売上…
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2010年度内に自動発注と原料換算のシステム稼働
作業を楽にして、店舗の営業力を強化
食品スーパー大手のライフコーポレーションは2010年度(2011年2月期)内に、自動発注システムと原料換算システムを稼働させる計画だ。どちらも店舗で利用するもので、営業に専念できる時間を増やすことにより、新規出店の推進や既存店の販売・接客の増強につなげる。2010年4月現在、自動発注の対象にする商…
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USB型認証キーで教育用サイトに自動接続
全国約100カ所のヤマダ電機の店舗に併設されているパソコン教室の受講者向けに専用Webサイトを開設する。特徴は、USBメモリー型の認証機器をインターネットに接続可能なPCに差すと、ヤマダ電機が開設したWebサイトに自動的にアクセスできるようにしたこと。
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試験店でセルフレジの利用率は6~7%
「3年で投資回収」に向けあと2割ほどの利用増が課題
九州が中心で全国に109店舗を展開するディスカウントストア大手、トライアルカンパニー(福岡市)は、2009年11月から試験導入しているセルフレジ(関連記事)の利用状況を明らかにした。セルフレジとは顧客が自分自身でPOS(販売時点情報管理)レジを操作して会計を済ませられる機器のこと。レジ担当者の人件…
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“最適売価”で売上高2割増、小規模店でも「毎日低価格」実践
百貨店や総合スーパーなどの小売業の不振が続くなかで、小規模店をチェーン化する全日本食品(全日食チェーン)の業績が上向いている。2009年8月期は売上高が前年同月比2けた増で推移。近所での気軽な買い物に回帰する消費者を、独自の“最適売価”で引き付けた。
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4月からアカウント営業で「隠れた優良顧客」重視へ
商品別営業から転換、ITで採算性良好な取引先を抽出し攻勢
食品卸大手である日本アクセス(東京都世田谷区)は営業体制を2010年4月に刷新する。採算性の良い優良取引先をITツールで把握できる仕組みが整ったことを受けて、そうした取引先に対する提案営業を強化することが狙いだ。全国各地の営業所のマネジャーには、個々の有力取引先に対するアカウントマネジャーの役割も…
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am/pmとビジョンを共有するワークショップ開催
3月の経営統合に向け一体感を醸成
ファミリーマートは2010年2月中旬、2009年12月に子会社化したエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)の社員を迎える「ウエルカムワークショップ」を開催した。2010年3月1日の経営統合(吸収合併)に先立って、経営ビジョンを共有してもらいつつ、社員間の心理的距離を縮める狙いだ。3日間にわたっ…
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拡張現実の技術で顧客の声を蓄積し販促強化
iPhoneで店内を見ると商品情報や顧客の声が浮かぶ
東急ハンズの東京・渋谷店は2009年12月1日からアップルの携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」所有者を対象にしたユニークな販促活動を実施している。「AR(拡張現実)」といわれる技術を用い、iPhoneのカメラを通じて店内を見ると、東急ハンズが提供する商品情報や顧客の投稿した感想が浮かんで…
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ECサイト刷新で売り上げ50%増
下着の通信販売を手掛ける白鳩は,同社が運営するECサイト「京都発インナーショップ白鳩」を刷新,2009年10月下旬から運用を開始した。刷新後の11月,12月は,アフィリエイトを除く売上高が前年同月比で50%増加するなど,刷新の効果を上げているという。
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行動履歴に基づくレコメンド・メールを自動配信
オフィス用品通販大手のアスクルは,直営ショッピング・サイトの「アスクル・インターネットショップ」において,顧客の行動履歴を分析し,購買意欲の喚起を促すレコメンド・メールを自動配信するシステムの運用を2009年12月に開始した。
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社内クラウド視野にサーバーを統合
IT資源とIT人材の供給源を目指す
丸紅がプライベートクラウドの構築に本格的に取り組み始めた。2008年に始動した情報系のシステム統合が完了したことを受け、基幹系を含む全社プラットフォームを整備する。現場担当者をサーバーなどコンピュータリソースの調達から解放することで、業務の高度化・効率化を徹底するのが目的だ。
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女性従業員の接客コンテストを初開催
新しい営業事務の範を全店長に示す
中古車買い取り大手のガリバーインターナショナルは、2009年10~12月に店舗で働く女性従業員であるSA(スマートカーライフアシスタント)対象の接客コンテストを社内で初めて開催した。コンテストを開くことによって接客レベルの底上げを図り、顧客の囲い込みを狙う。
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営業支援システムを刷新,組織営業力を強化
医薬品卸のスズケンは,グループ企業の全営業担当者4000人が利用する営業支援システムを導入した。2009年4月から旧システムと並行稼働する形で一部機能の導入を開始,同年10月に全営業担当者に利用範囲を拡大し,全面運用を開始した。