事例データベース:流通
目次
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情報共有基盤を刷新,携帯電話から利用可能に
食品卸売業最大手の国分は,バージョンアップ費用など運用管理コストの低減を目的に,社内情報共有基盤を刷新する。10年以上活用してきたLotus Notesから置き換える。
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売り上げなど経営情報の分析システムを刷新
ユナイテッドアローズは,売り上げなど経営情報の分析システムを刷新し,2009年9月に本格稼働させた。店舗ブランド別,商品分類別,週別といったさまざまな切り口を組み合わせて,売り上げや仕入れなどの経営情報を分析できる。
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予算管理システムを構築し,内部統制を強化
イオン子会社で靴専門店を展開するジーフットは,予算管理システムを構築した。合併で店舗数が増えたことから予算編成の効率化が必要と判断した。
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DBキャッシュ製品でECサイトのパフォーマンス改善
ヨドバシカメラは,電子商取引サイト「ヨドバシ・ドット・コム」を一部改修し,データベース用メモリー・キャッシュ製品を導入してパフォーマンスを改善した。
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Windowsの仮想化技術でシステム基盤を統合
三井物産は,サーバー仮想化技術を活用して,システム基盤の統合に取り組んでいる。約1000台ある物理サーバーを統合・集約することで,運用管理コストや消費電力の削減を目指す。10月末から順次本格稼働を開始している。
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ポイント・サービスの基盤システムを構築
紀伊國屋書店は,独自のポイント・サービス「Kinokuniya Point」のインフラとなるシステムを構築した。11月16日に新宿本店と新宿南店でサービスを開始し,その後約1年をかけて全国63店舗に段階的に展開していく。
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店舗運営の見直しを強化
2008年発足のプロジェクトに現場スタッフ加入
ダイエーは2009年10月に店舗業務改革の体制を強化した。同社は2008年3月に西見徹代表取締役社長直轄で「店舗オペレーション再構築プロジェクト」を立ち上げ、2009年3月に営業グループに移管して取り組んできた。今回の体制強化で、専任メンバーは立ち上げ当初の14人から12人に減るものの、店舗を巡回…
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全従業員が店舗評価する「絆・通信簿」
1万3000人以上の目で全店の強み弱みをチェック
食品スーパーのマルエツが2009年4月に全店で一斉に始めた店員による店舗評価制度「絆・通信簿」が、開始から半年が過ぎた同年10月までに現場に定着した。この仕組みは店舗で働くマルエツの社員やパート・アルバイトの店員まで含めた全従業員で自店の良さや悪さを顧客目線に立って評価し、改善点を浮き彫りにしてい…
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ネットで顧客行動つかみ店舗で活用 推奨の精度を高め、クリック4割増
CD、DVD販売大手のHMVジャパンは、顧客の嗜好を分析して商品を推奨するレコメンデーションシステムを刷新した。ネット店舗のクリック率を高め、増収を実現したのに加え、店舗顧客へのワン・トゥ・ワン・マーケティングにも活用。再来店の促進や購入率引き上げに効果を発揮する。
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薬品のピッキング業務を自動化
170店への導入で20億円の労務コスト削減
調剤薬局大手のアインファーマシーズは、薬剤師の手作業が中心だった調剤業務の自動化に力を入れている。2009年9月に千葉県柏市の薬局に薬品の自動ピッキング装置を試験的に導入し、11月にはさらに2つの店舗にそれぞれ異なるメーカーの同装置を導入する予定である。当面は試験運用を続けるが、170店以上への導…
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PBの商品開発にコミュニティーサイト活用
2009年末までに消費者5000人の登録を目指す
セブン&アイグループは2009年10月16日にコミュニティーサイト「プレミアムライフ向上委員会」(リンクを張ってください。 https://tsukurou.7premium.jp/p/f/Top )を正式にオープンする。2010年2月期には1300品目で売上高3200億円を見込むPB(プライベー…
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「とことん沈みたい」時にぴったりのCDを推薦
「気分」や「状況」で探せる商品検索機能で購買率2倍に
CDやDVDの小売り大手HMVジャパン(東京都港区)は、ECサイトの「HMV ONLINE」に、購入者の気分やシチュエーションに合致したCDを選べる機能「HMVタグタイル」を追加した。「とことん沈みたい」「戦闘モード」といった気分にマッチしたCDを検索で探せる。2009年7月の提供開始以来9月末ま…
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PB「bis」シリーズの売上高が前期比2割増
ピンク色の液晶テレビなど商品企画力に自信
ディスカウントショップ大手、ドン・キホーテのPB(プライベートブランド)「bis(ビス)」シリーズの販売が好調だ。2009年6月期には関連売上高が前期比20~30%伸びた。2009年9月現在、同ブランドのアイテム数はおよそ180種類ある。2007年12月に50種類の家電製品でスタートし、2008年…
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基幹業務システムにインメモリーDBを採用
小田急百貨店は2009年3月,基幹業務システムをオープン系システムに移行し,中核となる新商品勘定システムの基盤としてインメモリー・データベース(DB)を採用した。メモリー上にデータを置き,大量のデータを高速に処理できる。
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SNSサイトを通じて日本酒文化を復活
2010年4月に会員5000人を目指す
日本酒ファンが集うSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイト「日本酒天国.com」が活況を呈している。開設から5カ月近くを経た2009年9月1日現在、会員数は2600人を超えた。2010年4月までに5000人の参加を目標に掲げる。
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4万人の携帯サイト会員を組織化、来店促進メールで売り上げ2割増
イオン系のドラッグストア大手、ウエルシア関東(さいたま市)は携帯サイトを活用して4万人の顧客会員に定期的にアンケートを実施。回答者に店頭で景品を提供するなどの施策を組み合わせて来店を促進し、広告掲載商品の月間売り上げを平均20%高める成果を上げている。
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自動音声配信で注文率10ポイント向上
電話で宅配の注文促し、顧客離れ防ぐ
関東地方で食品スーパーや宅配事業を営む生活協同組合連合会コープネット事業連合(さいたま市)は、IT(情報技術)を活用した顧客離脱防止活動を2009年9月から強化する。同活動は、電話による自動音声配信システムを利用したもので2008年9月から開始した。効果を確認できたため、今回の強化で頻度を月1回か…
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新商品発注システムの展開を完了
総合ディスカウント・ストアのミスターマックスは2009年8月25日,新しい商品発注システムの全店展開を完了した。新システムは,同年4月から,九州,中国,関東の全42店に展開を進めてきた。
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電話での高額受注時にベルでお知らせ
オペレーターを褒めたたえ、クロスセルが上昇
英国に本社がある工業用電子部品通販会社の日本法人であるアールエスコンポーネンツ(横浜市)は、コールセンターのオペレーターが顧客企業から10万円以上の注文を受けた際に、オペレーターが自分で手持ちのベルを鳴らして社内に通知する「ベル リング セレブレーション」という施策を2009年春に導入。この夏まで…
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農家からの納品物流を集約
仕入れ値2~3割削減し、価格に還元
食品通信販売のオイシックスは、2009年1月から納品物流の集約に取り組み始めた。同社が手配したトラックが仕入先の農家を巡回して商品を集品する。従来は農家が個別に同社の配送センターに商品を納入していた。集約によって物流を効率化し、コストを2~3割削減する。