事例データベース:製造
目次
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ITインフラを自前のDCに集約,安全性と利便性の両立を模索
繊維素材製造の「せんい」,合成樹脂や塗料原料を製造する「ケミカルズ」,軽量気泡コンクリート(ヘーベル)を製造する「建材」,住宅メーカーの「ホームズ」,半導体集積回路などを製造する「エレクトロニクス」,医薬品製造の「ファーマ」,人工腎臓などの「クラレメディカル」,ウイルス除去フィルタなどの「メディカ…
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利用体験談をタグクラウドで分類
見込み客に特徴や用途を分かりやすく伝達
パナソニックは、製品愛用者向けのコミュニティー・サイトである「CLUB Panasonic」の使い勝手を2009年3月に改善した。アンケートで集めた購入客の利用体験談を公開するウェブページ「みんなのレビュー」に、「タグクラウド」と呼ばれる技術を活用した。商品ごとに100~数百件あるユーザー体験談か…
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店頭で顧客の検討状況を観察
目を引く販促手法を特定し、売り場作りに反映
清涼飲料大手のキリンビバレッジ(東京都千代田区)は、「午後の紅茶」「キリンレモン」など主力ブランドの製品を対象とした新しい店頭販促のプロセス作りに取り組んでいる。「RPDC(リサーチ・プラン・ドゥ・チェック)プロセス」と呼ぶもので、2009年4月以降、本格的に全社展開を進める。小売店の店頭における…
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統合パターンの標準化を徹底 サーバー台数を76%減らす
デンソーは,ITインフラの変革プロジェクトの中で「ネットワーク」「ストレージ」「サーバー」の仮想化を行ってきた。2005年をターゲットにしたプロジェクト「ビジョン2005」を終え,その後を見据えた「ビジョン2015」に取り組んでいるところだ。
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VMwareとXenを使い分け コストメリットを高める
カシオ計算機は仮想化技術を利用し,IAサーバーの統合を進めている。サーバー仮想化ソフトは,当初はVMware ESXを利用していたが,2007年5月にオープンソースのXenを併用開始。システムの特性や重要性に応じて両者を使い分けることで,サーバー統合のコストメリットを高めた。
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住宅設備の提案型営業強化
売上高を5年間で4~5倍に
プラスチック工業用ファスナー(留め具)製造大手であるニフコは、ファスナーなどの技術を応用したアイデア商品を多数設置するモデルルーム「アイディアハウス」を新設した。住宅設備メーカーなどに披露して商品の認知度を高めるだけでなく、住宅設備関連事業の営業スタイルを提案型に改革する狙いを込めている。
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製品の不具合対応システムをSaaSで実現
観賞魚用浄水器や淡水化装置,逆浸透膜などを製造・販売するマーフィードは2008年11月,製品の不具合対応を一元管理するシステムを,SaaS(Software as a Service)を使って実現した。富士通中部システムズが提供するSaaS型CRMアプリケーション・サービス「CRMate」を採用。…
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探検家の旅行記で企業イメージ向上へ
「読ませる」サイトで滞留時間を伸ばす
クボタは、自社ホームページ内に探検家の紀行文と写真で構成する特設サイトをオープンさせることによって、自然と環境を重視する企業姿勢の訴求に取り組んでいる。サイト名は「KUBOTA GLOBAL JOURNEY(クボタ グローバル ジャーニー)」。その第1弾として、「宝島」の作家のロバート・ルイス・ス…
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「改善ショールーム」に年間1万人超
トヨタ流を売り物に、商品やサービスを訴求
豊田自動織機の「カスタマーズセンター」の年間来場者数が、過去最高の約1万1000人に達した。同施設は、改善活動のショールームとなっている。同社はトヨタの改善ノウハウを売り物にして自社の商品やサービスを広く知ってもらい、将来的には商談につなげていきたい考えだ。
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コールセンターに音声認識ツールを本格導入
年間3万件の通話内容を自動でテキスト保存して分析に活用
富士フイルムは、2009年4月1日からコールセンターでの顧客とオペレーターの通話内容を自動でテキスト化する音声認識ツールを本格稼働させた。通話内容を自動的にテキスト保存し分析に活用するコールセンターは国内ではまだ珍しい。
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「質問会議」を全社導入
300人のコーチ育成で会議生産性向上
キリンビールは「質問会議」を本格導入している。2009年1月に様々な部門のマネジャーら約250人を対象に、3回に分けて質問会議の研修を開催した。質問会議とは、「質問」とそれに対する「回答」だけでやり取りを進め、問題の解決策を探る会議手法である。同社は今後数年で、300人程度を質問会議をリードできる…
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グループ会社共通の人事システム構築へ
日本写真印刷は,グループ全12社の約3000名を対象とする人事システムを2009年10月をメドに構築する。グループ経営重視の観点から,国内グループ会社を含む人材情報を一元管理するのが狙いだ。
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工場を主軸に堅固なネット作り,変化対応重視し構成をモデル化
雑誌や教科書,カタログなどの印刷,ICカード,ペットボトル,住宅や自動車の内装材,フィルム,電極材,液晶,パッケージ基板などの製造──。印刷事業から派生した大日本印刷(DNP)の事業分野は多岐にわたる。
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部品倉庫で音声入力システムを活用
50~60代の作業負荷に配慮し携帯端末を廃止
IHI建機本社が米ヴォコレクト社製の音声入力対応の物流システムを導入し、入荷や入庫、棚卸しといった業務に採用した。従来、社員はPDA(携帯情報端末)と指示書と呼ばれる紙を見ながら倉庫作業をこなしていたが、PDAを刷新する時期に合わせて音声入力のシステムに切り替え、PDAは廃止した。基幹システムと連…
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「第2の創業」に向け部課長に意識改革研修
上司と部下からの評価テコに自己変革促す
富士フイルムは、課長層に意識改革を促す研修「FF-CMP(富士フイルムチェンジマネジメントプログラム)」に取り組んでいる。2008年5月より本格導入し、2009年3月までに約1200人いる課長のうち8割が受講した。2009年2月からは400人いる部長層にも拡大する。
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営業担当者は営業に専念せよ
配販分離で数億円のコスト削減
2008年に創業80年の節目を迎えた伊藤ハム。顧客である小売業の構造変化にともない、営業・物流の体制を見直している。営業担当者を商品配送の業務から解き放ち、商談や販促企画に注力させることで1人当たりの売上高をおよそ1.8倍へと引き上げた。
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新入社員と先輩・上司200人を社内SNSでつなぐ
新人の不安解消やOJTの進ちょく把握に効果
乳業大手の日本ミルクコミュニティは、2008年4月から新入社員のOJT強化策として社内SNSを1年間運営してきた成果を明らかにした。属人的になりがちなOJTの状況を随時、組織的にフォローできる効果を確認できたとし、2009年4月の新入社員にも引き続き適用することを検討している。
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「メタボ対策」に保健指導支援システムを導入
三菱電機ライフサービスは2009年3月11日、三菱電機およびグループ会社従業員の特定保健指導のために、保健指導支援システムを構築したと発表した。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者、あるいはその予備軍である従業員に対して、管理栄養士がWeb上で生活改善のための指導を行う。同システムは…
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2009年度中にグローバルに部品表を統一
世界で生産体制同時立ち上げなどを推進
建設機械世界2位のコマツは、世界中の主要な生産拠点で部品表(BOM)の統一を2009年度中にほぼ終了する。部品表とは、部品コードや組み立ての順番などを記載したもので、部品表の仕様を統一することは部品コードの仕様も統一することを意味する。拠点ごとに異なっていた部品表を統一することで、工場間での柔軟な…
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2009年中にネット直販の商品数を3倍に拡充
日本未発売商品のテストマーケティングを強化
住友スリーエムは、自社ウェブサイト上のオンラインストアで扱う商品数を3倍に拡充する。今回拡充するのはペット関連など日本未発売の製品が中心。法人向け販売が約8割を占める同社において、ネット直販は最終消費者などへ直接販売できるテストマーケティングの場と位置づけているが、事業性の面でも同社の中村隆夫シニ…