事例データベース:製造
目次
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ウェブ直販を開始、好調支えるデータ分析官
ワイシャツ専業のSPA(製造小売り)である東京シャツ(東京・千代田)は新たな販路を開拓するため、ウェブ直販を2013年1月に開始した。実店舗側では、ワイシャツ専門店「ブリックハウス」での販売力を強化するため、店舗へのタブレット導入を検討している。さらに2014年には、老朽化した基幹系システムの再構築…
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全役員にiPad配布し、海外でもカメラ会議
ベアリング大手の日本精工は2013年2月に、約40人の役員に米アップルの「iPad」を配布した。社外から社内システムに接続できる環境も整えており、出先でも決裁などができる。
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iPadで車両もプラントも丸ごと売り込み
川崎重工業は2013年3月をメドに、営業部門向けに米アップルのタブレット端末「iPad」を導入する計画を進めている。営業担当者が幅広い製品郡を横断的に顧客に紹介することに使う。新興国では社会インフラ分野を中心に、単品ではなく、製品を組み合わせた「ソリューション」を求めるニーズが高まっている。川崎重工…
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iPad活用を大都市圏270人に拡大
アサヒビールは、飲食店向けの営業担当者約270人にタブレット端末「iPad」を貸与。商談や社外での業務処理に活用させている。2012年4月から東京の営業担当者120人が活用していたが、9月以降、大阪、名古屋にも拡大し、10月に配布を完了した。先行した東京では、利用者の9割以上が空き時間の情報参照に…
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「リゲイン」即売会を委託先とクラウドで効率運営
第一三共ヘルスケアは、栄養ドリンク「リゲイン」の試飲即売会の実施を担う業務委託先とクラウドで情報共有するシステムを導入した。委託先は人材派遣会社や資材会社などで、新システムにより委託先の業務負担が軽減される。2012年度上半期は営業担当者による試飲即売会の実施申請が前年同期比15%ほど増加。マーケテ…
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多段階メールで買う気持ち高め、再購買率20%増
「ナルミ」ブランドなどの洋食器を手がける鳴海製陶(名古屋市)が、メールを活用した販促策で成果を上げている。自社運営するオンラインショップ「e-NARUMI.com」の顧客に、ウェブサイトでのリピート購入を促すメールを段階的に配信。2012年1~6月の6カ月間に実施したところ、広告費を増やさずに対象顧…
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クリスマス商戦控え物流システム刷新、販売管理をタイムリーに
タカラトミーが20年ぶりとなる物流システムの刷新を完了した。グループの物流子会社であるタカラトミーロジスティクス(千葉県市川市)は2012年6月までに、計画していた刷新を全て終えた。自社開発していた旧システムからの切り替えを完了し、玩具出荷の最盛期を迎える2012年末のクリスマスシーズンに向けて本格…
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「グローバル経営大学」で8カ国から幹部候補を選抜・育成
東京・品川にある日本精工の本社ビル。2012年10月19日、ここに世界各国から30代後半から50代前半の幹部候補生が集まった。彼らは2組に分かれ、「グローバル・エクセレント・カンパニー」の定義について活発に議論を交わしながら、白板にキーワードを書き込んでいく。やり取りはすべて英語だ。
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生産増強を決断、SCM関係者をウェブ会議で結ぶ
計測器大手のアンリツが生産能力を増強する。2013年7月をメドに、福島県郡山市に新工場を建設する。高速携帯電話サービス機能である「LTE(ロングタームエボリューション)」向け計測器の販売が好調なため、国内投資で一気に攻めに転じる。米アップルが2012年9月に発売したスマートフォンのiPhone 5…
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国内外の在庫情報を連携、新システムを欧州から展開
空調機器大手の富士通ゼネラルは、日本と海外販社の在庫情報を連携させるためのIT(情報技術)システムを構築する。10月以降にまず欧州地域で試験運用を開始し、その後、中東やアジア、オセアニアなどに順次展開していく。村嶋純一代表取締役社長は「海外販社の在庫の回転効率を高める施策を一段と加速させるため」と狙…
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電子調達かんばん導入、中国工場の部品在庫を40%削減
富士ゼロックスは中国と日本の2国間にまたがる部品調達において「電子かんばん」を使い、2012年7月までに在庫を従来比で約40%削減した。中国深センの子会社で生産するプリンターや複合機の部品のうち、主に日本から輸入する基幹部品などの調達に、2011年11月から電子かんばんを利用している。
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HEMSで顧客の利用状況を800属性に分類
光熱費節約をアドバイスして満足度を高める
積水化学工業の住宅カンパニーは7月1日、住宅購入顧客に提供しているHEMS(住宅エネルギー管理システム)対応サービス「スマートハイム・ナビ」の機能を強化した。HEMSによって見える化した顧客の電力利用状況を、機能強化前よりも詳細に分析。顧客ごとに合った光熱費の節約方法を、専用ウェブサイトやメールで提…
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新サイト「ワタシプラス」で若い顧客層を開拓
ウェブ会議システムで美容部員がカウンセリング
資生堂が2012年4月21日にオープンした総合美容サービスの新サイト「ワタシプラス(watashi+)が若年層に徐々に浸透している。会員数は非公開だが、これまでの会員登録者(会費は無料)の半数は10~30代が占め、同社の課題だった若年層の開拓につながって。ウェブ会議システムを使った美容部員による美容…
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「顧客の声」を日中拠点で共有
100億円ビジネスにつながる用途を開発
ダイキン工業の化学事業部は2012年6月初旬、上海など中国の拠点で、ナレッジマネジメントシステムを稼働させた。主力のフッ素化学品を中心に、営業担当者が企業顧客から聞き取ったニーズをナレッジデータベースに登録。日本語に翻訳して、日本の営業部門や研究開発部門などと情報を共有する。顧客ニーズに沿った迅速な…
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スマホとLTE端末でモバイル二刀流、MRなど約5000人で9000回線
2005年4月に山之内製薬と藤沢薬品の合併により誕生したアステラス製薬は、MR(医療情報担当者)を中心にモバイル環境の整備を積極的に進めている。そして2011年7月、Androidスマートフォンの「GALAXY S」とパソコンにUSB接続して使うLTE対応データ通信端末「L-02C」を全社的に導入…
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次世代幹部を養成するグローバル経営大学を開設
世界各拠点から10人を選抜し、英才教育
ベアリング大手の日本精工は、次世代の経営を担う幹部をグループ全体で育成するため社内に「グローバル経営大学」を開設した。2011年は欧米や中国、韓国、日本などの拠点から主に中堅社員10人を選抜し、英才教育を実施した。2012年3月に第1期生のプログラムを終えた。期間は2011年10月~2012年3月…
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「ドライゼロ」ヒット支えた社内コンペ
BIツールで顧客の声を徹底分析
2012年2月にアサヒビールが発売したビールテイスト清涼飲料(ノンアルコールビール)「アサヒドライゼロ」の売れ行きが好調だ。4月10日に累計販売箱数100万箱に達し、2012年12月までの販売目標を当初計画の300万箱から、約3割増となる400万箱に上方修正した。同製品の開発に当たっては徹底した顧客…
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仕入れ先を座標情報でマッピング
震災や洪水の教訓を生かしてBCPを強化
富士ゼロックスが東日本大震災やタイの洪水で得た教訓を生かしながら、調達システムのBCP(事業継続計画)機能を強化している。デジタル複合機などの生産機種ごとに、どの部品がどの仕入れ先のどこの拠点で作られているのかを世界地図の上にあらかじめマッピングしておく。こうすることで、仕入れる部品の「座標調査」…
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クラウド利用でグループウエアを統合、システム共通化とコスト削減を実現
大手鉄鋼メーカーのJFEスチールは、2011年からグループウエア統合に着手している。現在、全国の拠点への展開を推進中だ。グループウエアとしては、KDDIが提供するクラウドサービス「KDDI Knowledge Suite」を採用した。従来、拠点や組織ごとにバラバラに構築・運用していたスケジューラー…
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現場のグループ単位の生産性を算出
エクセル使う新システムで柔軟に運用
半導体切断装置の世界最大手であるディスコの子会社で、電動機の製造・販売などを手がけるダイイチコンポーネンツ(東京都大田区、従業員153人)は4月から、現場の小集団の労働時間当たり売上高を「見える化」する管理会計を導入する。主に現場リーダークラスの経営参画への意識向上を狙っている。