事例データベース:製造
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SNSでデザインした新商品がヒット
新規参入のメイク落とし市場で好発進小林製薬が,メイク落とし「ホットクレンジングジェル」を3月末に発売,1ケ月で年間売り上げ目標の3分の1を達成した。同商品のヒットの秘密は商品の魅力もさることながら,SNS最大手の「ミクシィ」を利用,多数の消費者の声をパッケージデザインや売場作りに生かした点にある。
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25年ぶりに受注システムを刷新
カシオ計算機は5月1日、受注・在庫管理システムを刷新した。25年ぶりの刷新となる。新システムは、日本IBMのオフコンであるSystem i5を中心に、同社製のUNIXサーバーであるpSeries 650と数台のIAサーバーで構成する。アプリケーションは、日本オラクルの「JD Edwards Ent…
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他社商品との組み合わせ陳列を強化
トマトソースが生鮮食品売り場にも“進出”野菜ジュースなどで知られるカゴメは、他社の商品と組み合わせて店頭に陳列するクロスマーチャンダイジング戦略を強化している。めんつゆメーカーのヤマキと組み大きな成果を上げたのが、きっかけの1つだ。今年度からは本社主導で全国規模に展開する。
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中越地震と豪雨の被災経験を生かしてBCPを強化
「社員と情報システムを天災から守れ」。新潟県三条市に本社を置くコロナが、業務継続計画(BCP)を強化している。同社は中越地震と新潟・福島豪雨に被災、この経験を踏まえてBCPを整備中だ。柱となっているのが、安否確認システム「MRS」と情報システム障害を想定したIT防災訓練だ。
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ソフトフォンを550台導入,積極的投資で生産性向上狙う
ネットワーク刷新とともに社内の内線電話網をIP電話で一気に構築したダイショー。全国45カ所に散らばる約600名の社員に用意したのは550台のソフトフォンと150台の固定IP電話機。コスト削減を目的として検討したIP電話だが,今では生産性を向上させるための戦略ツールとなっている。
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2009年3月までにSAP ERPを全社導入へ
車載機器などの精密機器メーカーであるイリソ電子工業は、2009年3月までに、SAPジャパンのERP(統合基幹業務システム)であるSAP ERP 2005を、約20の国内外全拠点に導入する。新システムにより、製品納期の短縮やサプライチェーンの最適化を目指す。
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2大ブランドの生産システムを統合
ワコールは2009年3月をメドに、国内外11拠点の生産管理システムを統合する。同一工場で全ブランドの生産を可能にし、余剰部材や生産設備を有効活用することが狙い。同社の生産部門と情報システム部門が自社開発する。
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手法と改善心の提示でマンネリ打破
グループ全社の改善活動意欲を再燃へ化学大手の帝人は今期から,グループ全社で約3年前に始めた業務改善活動への取り組みを一層強化している。活動が盛んな職場ではなぜ改善心に火がついたのかを突きとめ,横展開すべく,改善活動全社事務局のスタッフが全国を飛び回っている。
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アフターサービス・システムを進化
住設メーカーとの相互接続と顧客への予防・保全情報発信ハウスメーカーの住友林業が、大手住宅設備メーカー2社とアフターサービスの体制作りで協業を始めた。各会社のシステムをインターネットで結んで、顧客のフォロー情報を共有するため、住友林業は顧客の依頼から作業の状況、その結果をシステムを介して把握できる。
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「男性お断り」のブログ販促で成果
ダイエット支援の「リエータカフェ」健康食品メーカーのキリン ヤクルト ネクストステージが運営するブログサービス「リエータカフェ」が会員層の拡大を続けている。ダイエットを支援する健康食品「リエータ」のサポートサイトとして2005年に開設、販促目的で運営するブログの草分けとして知られている。
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材料情報の調査をシステム化
業務効率と法規制対応の両立図るカルソニックカンセイでは、自動車部品の環境負荷計測システム「MDRS」の効果が出始めている。化学物質の使用規制が広がるのに伴い、自動車メーカー各社は部品メーカーに対して、規制への適合を証明する情報の提出を要請している。この証明には膨大な手間がかかるが、MDRSの稼働により大幅な時間短縮ができるよう…
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トヨタ流改革をシステムが下支え、生産量倍増でも、在庫25%削減
生産量の繁閑期の差が3倍にもなるルームエアコン。ダイキン工業は8年間で生産台数を倍増させながらも、製品在庫を25%減らした。立役者は「ハイサイクル生産」と呼ぶ生産方法と、情報システム「ALPHA」だ。この導入で、1度に生産計画を立案する日数を15日から3日に短縮した。市場の変化を即座に生産計画へ反…
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全世界でSAP R/3導入完了へ
人工皮革メーカー大手のクラレは4月20日、国内のグループ企業約30社でERP(統合基幹業務システム)パッケージ「SAP R/3」の導入を完了したと発表した。同社は2000年度から開発を開始。本体を含め販売管理、生産管理、設備管理、会計管理、購買管理の各モジュールを順次、導入してきた。2010年まで…
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ブログとWikiで組織を活性化
ヤマハがイントラブログとWiki(ウィキ)を社内での情報共有に生かしている。これらを導入し、社内での普及を図っているのはeヤマハ室。同社のウェブサイトを統括したり、インターネットを使った戦略を企画したりする部署だ。
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社長年頭説示を17拠点にライブ配信
Web会議を活用し,数十万円で実現2007年1月5日午後5時。オリンパスの国内17拠点では,約300人の社員がパソコンやプロジェクターの前で待ち構えていた。新宿本社近くの会場で開催される社長の年頭説示を聞くためだ。オリンパスはWeb会議システムを使って支店や営業所に映像と音声をリアルタイムで配信する仕組みを構築(写真1)。当日は会…
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バランス・スコアカードを本格導入
風土改革に従業員満足度向上が不可欠村田製作所の「組織風土改革運動」が、この4月から新局面を迎えた。昨年度に6部門に試験導入したバランス・スコアカードを(BSC)、すべての事業部門に展開し始めたのだ。
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営業や購買、システム部門を巻き込んで、多品種少量生産体制への改革に着手
洗口液などを生産するサンスターは、営業や購買、情報システム部門と連携した改善活動「NPSS」を開始した。全社で多頻度少量生産体制への移行を目指す。
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「現地現物」で顧客の今をつかんだ!
常識を打破したニューモデル「bB」の商品魅力の伝え方トヨタ自動車がフルモデルチェンジしたコンパクトカー「bB」が、“社内常識”を覆した商品魅力の伝え方で5年ぶりに6万台を超えた。テレビ離れが目立つ20代男性を狙った、インターネットを介した口コミ戦略によるもの。
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30年間続くCFTの対象を拡大、資源リサイクル体制構築に貢献
シャープには、30年間続くプロジェクト運営体制「緊急プロジェクト」がある。このプロジェクトはクロス・ファンクショナル・チーム(CFT)で組織する。古くは前面からビデオテープを出し入れできるビデオデッキ、最近では左右開き冷蔵庫といったヒット商品を生み出してきた。ここへきて、この対象を広げ、環境対策な…
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沖縄の災害拠点を強化し、将来はメインに
無償の高速回線使いリアルタイム・バックアップ
カルビーは、沖縄県にあるバックアップ・センターの機能を強化している。段階的にメインのシステムを移行。首都圏のデータセンターをバックアップとして縮小し、コスト削減につなげる計画だ。沖縄県が無償で提供する高速回線の存在が、それを可能とする。