事例データベース:製造
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2年で20%の調達コスト削減,取引先との協働を強化し素材高に対応
三菱電機が、「Σ21(シグマ21)」と呼ばれる継続的なコスト削減活動で成果を上げている。今年4月から、新たに2年計画「CΣ21」を開始した。「Σ21」では,2年ごとに20%の調達コスト削減を実現,「CΣ21」でも約4000億円のコスト削減を目指す。
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SCMシステム強化に10億円投入
ハウス食品は、約10億円をかけてSCM(サプライチェーン管理)システムを強化する。第一弾として4月、生産管理システムをNECのパッケージ・ソフト「FlexProcess」で再構築し、既存のSCMシステムと需要予測データなどを共有できるようにした。
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気軽に学びあう風土を醸成、メンタリングプログラムを女性社員から全社へ拡大
「ポスト・イット」などで知られる住友スリーエムは、メンタリングプログラムを“進化”させる。2002年9月から女性社員を対象に実施していたものを、全社員へ拡大する。先輩に気軽に相談して学びあう風土を醸成するのが狙いだ。
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経営統合システムを全面刷新し、リアルタイムで個別収益を管理
日本ミルクコミュニティ(本社・東京都新宿区)は4月13日、受発注処理から生産物流、営業、会計・人事までの情報をリアルタイムに把握できる新しい経営統合システム「MEGMIS(メグミス)」を稼働させたと発表した。従来は月次で収益管理していたが、MEGMISの導入によって、収益をリアルタイムに管理でき、…
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改善活動を販社にも拡大へ
ボルボ社も関心示す独自の生産方式日産ディーゼル工業は、新しく開発した生産方式「NDPS(日産ディーゼル生産方式)」に基づいた改善運動を、海外拠点や国内の全販売会社の整備部門で展開している。顧客からの受注と生産を同期させることで、工程間の仕掛かり在庫を削減することが狙いだ。
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調達業務向けのWeb-EDIシステムを構築
安川シーメンス オートメーション・ドライブ(YSAD)は,調達業務向けのWeb-EDIシステムを新たに構築した。バイヤーからの調達プロセスを見直したうえで,データ・アプリケーションが提供するWeb-EDI構築パッケージ・ソフト「BUYSELWARE」を使い,書類の電子化,業務の自動化などを進めた。…
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赤ちゃん向け玩具が大ヒット
成功の秘密は口コミ活用と協業戦略にありぐずり泣く赤ちゃんを笑顔に変える音やメロディーを奏でるぬいぐるみ「赤ちゃんけろっとスイッチ」が、桁外れの大ヒット商品となっている。大ヒットの要因は、徹底的に母親の身になって商品の魅力を伝えたこと。タカラトミーは、母親が多いコミュニティーサイトの参加者に計数十万通のメールマガジンを送るなど、口コミを…
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社内のサーバーやストレージの統合を推進
三菱自動車は,社内のサーバーやストレージの統合を推進中だ。2006年11月には,国内拠点の部門ごとに点在していたファイル・サーバーの大半を愛知県の工場(岡崎工場)へと集約した。現在は,設計・製造用のCADデータを格納するストレージの統合を進めている。2007年夏には,業務系サーバーを拠点ごとに集約…
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企業内大学で工場立ち上げ要員を育成
森永乳業が企業内大学を積極的に活用している。別海工場で2007年度中に稼働予定のチーズ製造棟の立ち上げ要員は、同社の企業内大学「森永ミルク大学」で研修する。昨年稼働を始めた神戸工場の立ち上げメンバーも同大学で研修を積んだ。
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災害時でも貴金属積立商品の残高照会を可能に、顧客の不安を取り除く
田中貴金属工業は4月1日から、災害対策用バックアップ・システムの運用を開始した。バックアップの対象となるのは、貴金属積立商品の顧客情報管理システム。災害発生後でも、すぐに貴金属積立商品の残高照会をできるようにすることで、顧客の財産保全に対する不安などを取り除くのが狙いだ。
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トヨタ流改善手法で在庫を74%減
2年後には改善推進室の“解体”目指す電子部品向けの延鋼板などを製造する特殊金属工業が取り組んでいる生産革新活動「特金イノベーション」が大きな成果を出し始めた。改善対象となる埼玉事業所の製品在庫が74%減少、年間1億2000万円分の収益改善効果が出ている。
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充電池の常識破り市場開拓、1500万個販売でシェア2倍に
多数のメディアで2006年ヒット商品ランキングに名を連ねた「エネループ」。この充電池のヒット要因は、大胆な発想の転換で、新たな顧客層を開拓できたことだ。エネループは、見た目も機能も充電池らしくない。宣伝方法も販売方法も従来製品とは一線を画した。部門横断型チームが関係各部の意識改革をぶれなく促した点…
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トヨタ流「改善塾」で社内伝道師を育成
工業用刃物大手の兼房が、トヨタ系のアイシン精機出身のコンサルタントから指導を受けながら、トヨタ流の改善活動を進めている。同社の最大の特徴は、改善活動を社内の各部署に広げる「社内伝道師」と、実際に現場で改善活動に取り組む「改善リーダー」を分けて育成していることだ。
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製油所の操業状況を全社で共有し、生産調整を迅速に
出光興産は3月28日、製油所の操業状況を全社でリアルタイムに共有するシステム「XHQ(neXt generation HeadQuarters」を2007年度中に、全製油所・工場へ導入すると発表した。2006年10月から北海道製油所で評価していたが、このほど正式導入を決めた。
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営業支援システムを国内販売代理店にSaaSとして提供
三協立山アルミは4月から、商品をネット上で検索・発注したり、営業の進捗状況などを管理できるアプリケーションを、国内販売代理店向けにSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)として提供する。同社が提供するサービス名は「ST-AGE(ステージ)」。代理店はWebブラウザ上で、商品検索などのサービスを…
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工場を「すっきり化」、取引先にも改善活動を広げる
家庭用ミシンなどを製造する珠海兄弟工業有限公司(珠海ブラザー)は、トヨタ流企業改革法に基づいた改善活動に取り組んでいる。同社は、工場内の改革を進めた結果、家庭用ミシンの月産台数を13万台から20万7000台へ増産した。
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シェイプアップ下着が大ヒット
「愛すべきナマケ者」の集まりが口コミを呼ぶワコールのボトムインナー「おなかウォーカー」の販売枚数が、80万枚を突破した。同製品が大ヒットした要因は、インターネットを介した口コミとWebコンテンツを利用した販売・宣伝活動にある。
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社長主導で内部統制に早期着手、業務を見直し「性善説」から脱却
金融庁の内部統制部会が審議してきた日本版SOX法(金融商品取引法)の実施基準が、今年2月に正式確定した。バルブ最大手のキッツは、それより1年以上前に内部統制見直しに着手。小林公雄社長は、規制強化を社内体制見直しの好機ととらえた。自ら会議に出席するなど、強い信念を持ってプロジェクトを推進している。直…
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1.5テラのデータを集約・統合,WAN高速化装置で応答性確保
三菱自動車は主要4拠点にWAN高速化装置を導入した。きっかけは,運用コスト削減とセキュリティ向上を目的とするファイル・サーバーの集約。 1.5テラバイトのファイルを移行する作業と,サーバー集約後のファイル・アクセスのレスポンスを確保する用途に,WAN高速化装置が威力を発揮した。
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消費者をサイコグラフィックス属性で分析、飲料市場を「なぜ」でとらえるマーケティング展開
日本コカ・コーラが「CBL」(コンシューマー・ビバレッジ・ランドスケープ)と呼ぶ新しいマーケティングの考え方を導入し、戦略の大転換を図っている。市場を消費者が飲料を飲む際の動機や欲求といったサイコグラフィックス(心理学的)属性でとらえるものだ。