事例データベース:製造
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5拠点、5000人分のファイル・サーバーを統合
三菱自動車工業は2007年3月末までに、東京本社のファイル・サーバーを愛知県岡崎工場のデータセンターに集約する。すでに同社は06年秋に、愛知、滋賀、京都、岡山の4拠点でファイル・サーバーを統合しており、東京本社を含めると5000人以上が利用することになる。統合したファイル・サーバーは約50台に達し…
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生産管理と倉庫管理を連動させたシステムを新工場で導入
味の素グループで香辛料を製造するギャバンは、栃木県足利市に新設した新工場「関東事業所」において、生産管理と倉庫管理を連動させたシステムを2006年10月に稼働させた。例えば生産管理システムが発行した製造指示書を倉庫管理システムが受け取り、ピッキング・リストなどを自動生成したりできる。
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息を吹き返した「ザ・サントリーオールド」
顧客ターゲティングの明確化で提携戦略を促進団塊世代があこがれた「サントリーオールド」が,リニューアルし息を吹き返している。数々の宣伝施策を打った結果,インターネットを介したブログなどの口コミ効果も加わり売り上げがプラスに転じている。
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後補充生産で在庫回転率が3倍に、受注生産に合うカンバン管理実践
電子計測器、半導体の試験装置や露光装置などを手がけるアドバンテストは、ITバブルの崩壊で2002年3月期には売上高が前年の約3分の1に減少した。在庫回転率も悪化し、生産効率を上げることが急務となった。生産ペースの変動が激しい受注生産型メーカーに合ったカンバン管理方式を3年がかりで追求し、在庫回転率…
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コンタクトセンターのシステムを刷新
スズキは、ユーザーからの購入相談などの問い合わせを受け付けるコンタクトセンターのシステムを刷新、3月12日から新システムの正式運用を開始した。新システムでは、ユーザーが電話、FAX、Webを使って問い合わせた内容の履歴を一括管理する。過去の問い合わせ内容を確認しながらオペレーターが対応できるため、…
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生産革新活動で在庫半減へ
光磁気ディスクや腕時計などに使うマイクロ電池を製造する日立マクセルは,工場革新活動を全工場に拡大する。革新活動の柱となっているのは,MPIと呼ぶ独自の生産管理手法。経営改革手法「シックスシグマ」に、トヨタ生産方式を組み合わせた「リーン・シックスシグマ」がベースとなっている。
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常識外れの高額炊飯器「本炭釜」
大ヒットの秘けつは“身近なファン”作り三菱電機の高機能炊飯器「本炭釜」は,2006年度の大ヒット商品となっている。半年で累計1万台を突破。実売価格が約10万円の本炭釜が大ヒットした秘けつは,商品の良さを消費者に伝わる口コミ戦略を利用した点にある。
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3分の2短縮へ挑む,ジャスト・イン・タイム工場作り
カネボウ化粧品は,小田原工場の生産品目の切り替え時間の長さを,2004年時点の3分の2まで短縮する。時間の短縮により多品種少量の生産体制に磨きをかけ、必要な物を必要な時に必要なだけ生産できる「ジャスト・イン・タイム」工場を目指す。
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「全員社員」の接客力で急成長,先輩がもてなし教育を厳しく
平均客単価1万円のカジュアルファッションが若い女性に支持され急成長。徹底した接客教育でファンを育て、リピーターを増殖させる。「販売スタッフは契約社員」が慣習化するアパレル業界で、あえて正社員採用にこだわり、人材開発にコストを惜しまない。先輩が新人をマンツーマンで指導、6工程で接客技術を習得させる。
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数年がかりのIP電話移行計画
障害乗り越えコスト減5000万円IP電話への移行プロジェクトを進めているダイキン工業。音声VPN(仮想閉域網)を使っていた約200拠点の内線網をIP電話へと切り替えている。IP電話の音声品質や信頼性確保などで独自の工夫を重ね,既に大幅なコスト削減を実現した。ただ,当初は頻発するトラブルに頭を悩ませた。
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香港・上海拠点の販売管理システムを再構築
象印マホービンは3月1日,香港・上海拠点の新しい販売管理システムを稼働させた。以前からあった香港拠点に加え,新たに上海拠点を設立するに当たり,香港拠点を中国市場の統括拠点と位置づけたため,単なる販社を想定して開発した既存の販売管理システムでは機能不足になっていた。
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自社製品の普及と研究開発の新拠点設立
医療機器メーカーのテルモは,シミュレーション施設「テルモメディカルプラネックス・イースト」を開設する。最新の医療機器と訓練設備をそろえており,医師や看護師,薬剤師,臨床工学技師,学生らがトレーニング目的に利用する。
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基幹系の運用をTISと富士通に全面アウトソーシング
三井化学は2007年10月から、基幹系システムの運用を、TISと富士通に全面アウトソーシングする。同社の基幹系システムは、SAPジャパンのERPパッケージ(統合業務パッケージ)であるR/3を使い、日本ヒューレット・パッカードの大型UNIXサーバーで稼働させている。
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熟練技術者のノウハウをITで伝承
新日本製鉄は、製鉄所の熟練技術者の作業データを自動的に記録するシステムを開発した。2月から一部の製鉄所で試験運用を始め、成果を検証しながら順次、国内9カ所の製鉄所に展開する。熟練技術者のノウハウをデータベース化し、若い世代に伝承することが狙いだ。同社の製鉄所で働いている約1万人の技術者の半数が50…
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全世界で基幹系をSAPへ移行
電子部品大手のNECトーキンは、07年5月までに全基幹系システムをSAPのR/3に移行させる。システムはNECの「Express5800」で動作し、同社の白石事業所で集中管理する。NECトーキンは、R/3のカスタマイズや運用、サポートをすべて自社で手掛けており、投資額は約10億円で済んだ。
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拠点ごとに粗利を日次把握、グローバルで基幹システムを導入へ
オムロンヘルスケアは、グループ企業へ基幹システム「G-MAX」の導入を完了する予定。日本・中国、米国など全世界の拠点における販売実績や粗利といった状況を日次で把握できる。商品別の損益貸借表も月次で作れるようになる。
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「カフェプロジェクト」効果で顧客満足度が急上昇
ダイハツ工業が全国の販売会社を対象にした店舗改善活動「カフェプロジェクト」が、短期間での顧客満足度(CS)の向上に大きく貢献している。
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コールセンターは職人の「大部屋」、24時間以内の部品発送率が9割に
日本のものづくりの最前線で活躍する工作機械。業界大手の森精機製作所では数年がかりでアフターサービスを強化してきた。機械の不具合を受け付けるコールセンターは24時間365日対応。全国から集まった腕利きのエンジニアが電話に対応する。手厚いサービスによりブランド力を高め、買い替え需要に結びつける。
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新庄のオーラは尋常じゃなかった!社内常識に挑んだ「D-1 COFFEE」
飲料総研の調査によると,ダイドードリンコの新ブランド「D-1 COFFEE」は飲料の新商品ランキングで第1位を獲得した。新商品の認知度が高まったのは,電撃的な引退発表をした新庄剛志氏の広告宣伝の起用,およびウェブやブログで上映しているバイラルムービーなどの販促効果による。
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内線と外線をIPに全面切り替え,相手により06/050番号使い分け
スポーツ用品メーカーのミズノは2006年8月,FOMA/無線LANデュアル端末を中心とした内線網を構築した。音質を確保するために既存のデータ通信用ネットワークを大幅に見直したほか,「06」が使える0AB~J番号のIP電話と050番号のサービスを併用し,販売代理店との間の通話料を抑えた。