事例データベース:製造
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「改善意欲はおじさんの背中から吸収せよ」、若手の改善意欲引き上げへ
製造業では,若手社員をOJTを指導すべき先輩社員が工場で枯渇しているという声が多い。こうした悩みを抱えるブラザー工業の星崎工場は、トヨタ流のトレーナー2人に来てもらい改善指導を受け改善活動を実行した結果,「生産効率アップ」や「作業時間の削減」など様々な目標をクリアできたという。
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たばこ自販機にFOMA端末内蔵 来年から始まる成人識別に活用
日本たばこ協会は2008年,日本全国の自動販売機に成人識別機能を導入する。未成年者の喫煙防止が目的だ。この仕組みを支えるのが,自動販売機に組み込む携帯電話モジュール。現在設置されている約62万台もの自動販売機が対象となる大規模な取り組みだ。既に設置作業を進めている。
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「きれいな工場は最高のセールスマン」、酒巻社長が企業再建の秘密を明かす
キヤノン電子の酒巻久社長の著作物『椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる! 』『キヤノンの仕事術』がビジネスパーソンに受けている。著書を幹部研修のテキストに使う企業や,現地社員の教育資料にする企業もある。同社の工場には,見学者が引っ切りなしに訪れる。
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生産者情報をウェブ上で公開へこだわりアピールする生産者の動画も
カルビーは,生産者やじゃがいもの産地に関する情報を,ウェブサイト上で提供するサービスを本格稼動した。同社の主力製品であるポテトチップスの原料であるじゃがいもの情報を開示することで,消費者に安全性をアピールしている。
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仮想化技術「Virtual Server」を使いサーバー統合
アステラス製薬は,サーバー仮想化技術「Virtual Server」を使ったサーバー統合に取り組んでいる。2006年4月に着手して以来,既に100台近いサーバーを約10台の物理サーバーに集約した。「スリムな組織で行き届いた管理を可能にしたい」(情報システム本部 情報システム企画部 次長 インフラグル…
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20年たまった「不満情報」が財産、長寿ブランド刷新で前年比20%増
キリンビバレッジの基幹ブランド「午後の紅茶」は2006年に20周年を迎えた。それを機にリニューアルを実施し、前年比で約20%増の売り上げを記録。成功の要因は20年でたまった顧客の「不満」に初めて目を向けたことだった。
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50人規模のCSR専門組織を設立
積水化学工業は,CSR(企業の社会的責任)経営の基盤となる新部署「CSR部」を設立した。従来,環境経営部とCS品質経営部,総務・人事部にそれぞれ在籍していたCSR関連の担当者を一カ所に集めた。およそ50人の専任者を集約し,CSR経営の強化を図る。
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ネットを活用してゴルフクラブを販促
口コミ効果で「グリップスピード」という新常識の確立狙う横浜ゴムは,ドライバーの新製品「プロギアT3 502 銀」で,同社史上最多の販売数となる年間10万本を狙う。プロギアT3シリーズのドライバーは,これで4タイプ目。今回の販売目標達成の大きな鍵は,ウェブ2.0時代を見据えたプロモーション戦略が握る。
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mySAP ERPで基幹システムを刷新
久光製薬は,SAPジャパンのERP(統合基幹業務システム)パッケージ「mySAP ERP」を使って基幹システムを刷新したことを明らかにした。業務プロセスの効率化などが狙い。
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前回の失敗踏まえ6カ月の短期で基幹システムを再構築
半導体製造装置の製造・販売大手であるカイジョーは,今年3月までに基幹システムの刷新を完了する。新システムの稼働によって,原価計算の精度向上や不良在庫の削減を目指す。
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修理システムで営業活動を支援
オリンパスが医療,ライフサイエンス事業向けに構築したCRMシステム「GAIA」が,業務効率化や売り上げ増に効果を発揮し始めた。売り上げの伸びが一時鈍化していた同社の内視鏡事業は,全社改革活動の一環として,医療,ライフサイエンス事業の業務改革にも取り組み,2005年半ばに「GAIA」を開発した。
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調達ネットワークインフラを刷新取引先からの改善要望200件以上に対応
大手機械メーカーのクボタは,部品や資材を調達する取引先とのEDI(電子商取引)システムを刷新する。ネットワークインフラをこれまでのダイヤルアップ網からインターネットに切り替えポータル(玄関)サイトを用意するなど,取引先から改善要望が多くなっため再構築に踏み切ったとしている。
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ムービングラバー740万個出荷,棚の販売効率を示し、コンビニを口説く
マンダムが10年ぶりに刷新した基幹ブランド「ギャツビー」のヘアワックス「ムービングラバー」が売れている。男性用ヘアスタイリング剤の中のワックスカテゴリーで33%の最大シェアを占めていたギャツビーだが,リニューアル直後にはシェアがほぼ倍増したという。
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プレゼンス/IMを9000人に展開,IPセントレックスとの連携も実現
キリンビールは10月,グループ9000人を対象とする大規模なリアルタイム・コミュニケーション/コラボレーション環境を構築した。在席確認のプレゼンスを中核に据えて,インスタント・メッセージ(IM)を導入。通信事業者のIPセントレックスとの連携を実現し,クリック・ダイヤルの実装に成功した。
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エビちゃん・もえちゃんのストッキングが快走、人気のケータイサイトで新市場開拓に挑む
総合レッグファッション・メーカーの福助が,20代の女性を中心に人気の携帯電話向けウェブサイトやファッションモデルを活用して、ストッキングの新市場開拓に本格的に動き出した。「エビちゃん」「もえちゃん」プロデュースの新商品を数量限定・店舗限定で発売,2007年2月には全国での本格発売に踏み切る。
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USBメモリーによる機密情報持ち運びのセキュリティを強化
日立電子サービスは,関連会社を含む営業職や技術職の全社員約5000人を対象に,USBメモリーなどに記録したファイルの漏洩(ろうえい)を防ぐセキュリティ・システムを導入した。システムの稼働は11月15日。
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トヨタ流の生産改革、「ラインを止める」勇気を学ぶ
「作業者はラインを止める権利があり、良品を作り込む義務がある」。ダイキン工業空調生産本部の木村茂・滋賀製造部長がトヨタ自動車の銀屋洋顧問から教えられた言葉である。ラインで不具合が起こる要因がどこにあるのかを解明し、異常がゼロになるにはどうすればよいか、その追求をダイキンに指示している。
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RFIDを活用した生産工程管理システムを構築
産業機械や通信機器などを製造する村田機械は,同社大分工場の生産工程管理システムを構築した。工場内の各工程の製造仕掛かり状況を把握するために,RFIDを活用した点が特徴だ。2006年10月下旬に本稼働した。
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飲料の商品開発は毎年「2勝100敗」,ヒットメーカーが明かす
キリンビバレッジの商品開発を指揮するヒットメーカーの佐藤章・営業本部マーケティング部長は,飲料業界ではその名を知られた人物だ。生き残りが厳しい飲料業界で,同氏はキリンビバレッジの主力ブランドに育った商品を次々と世に送り出してきた。
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生産現場にBIツールを導入
建材大手のINAXが,タイル事業部の生産情報管理のためにBI(ビジネス・インテリジェンス)ツールを稼働させた。従来は工場ごとに情報をばらばらに管理・分析していたがBIツールを導入したことによりデータを一元的に管理し,素早く集計・分析できるようになる。