事例データベース:製造
目次
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技術系社員に「問題解決力」研修
新人から役員まで同じメニューで共通言語を作る
富士ゼロックスは2012年4月をメドに、約2100人の技術系社員を対象にした、独自の「問題解決力」研修を終える。2011年秋からこの研修を始めており、2012年2月初旬までに1400人が受講を完了した。2011年12月末には技術系の役員22人も全員、同じメニューを受講。新人から役員まで同じ問題解決…
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営業担当者にiPad導入、「直行直帰」増やしワークスタイル変革
カーシェアリングなどとも併用し、訪問時間を増やす
アサヒビールは2012年4月、米アップルのタブレット端末「iPad2」を導入し、首都圏業務用統括本部東京支社全支店の営業担当者約150人が利用を始める。情報武装によって顧客への提案力を向上するとともに、移動時間などを有効に利用して提案内容の質を高める。同社は生産性向上のため、直行直帰型営業やフリー…
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業務データ分析システムのグローバル展開を開始
富士電機は中国の現地法人に、インメモリーBI(Business Intelligence)ソフトを使った、業務データ分析システムを導入した。同社は、グループ企業のシナジー効果の最大化、グローバルな事業展開の強化に向け、ITによる経営、営業、工場の見える化を推進している。その一環として、これまで国内…
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リピーター重視し、通販画面を改良
サイト滞在時間が5割増加、Facebook活用も
石鹸やバス用品などの製造・販売を手掛けるラッシュジャパン(神奈川県愛川町)がインターネットを通じた通信販売の強化を進めている。英国に本社を構え、1999年に日本へ進出してから、全国のショッピングセンターなどに出店した約150での店舗販売が主力だったが、無店舗販売を強化するために、2011年6月から順…
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樹脂の押し出し成型ラインで不良ゼロ達成
品質工学を用い、廃棄物コストを13億円削減
積水化学工業が2009年度から続ける「モノづくり革新活動Part2」で成果を上げている。2011年3月に、モデル職場に設定した「樹脂押し出し成型ライン」でランニングの不良ゼロに成功。それ以来、2011年12月まで不良ゼロを継続している。工程の不良が減ったことで原材料の廃棄物も減り、過去2年間で廃棄…
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3000サーバーの企業内クラウド構築、敷地内で2重化し全面ダウンを回避
自動車部品メーカー最大手のデンソーグループは、本社の電算センターにプライベートクラウド基盤を構築、2011年7月に本格運用を開始した。目的は、社内の各部門やグループ会社が使っている、合計3000台に上る部門サーバーの集約である。
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拠点PBXを撤廃しクラウド化、内線ワンナンバー型FMCと組み合わせる
ミツカングループは、2010年12月から段階的に音声コミュニケーション基盤の見直しを進めている。新たな基盤として利用するのは内線ワンナンバー型FMCサービス。これにクラウドPBXを組み合わせる。内線番号で発着信可能な携帯電話機は900台強だ。
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非常時に備えサプライチェーン強化の方向性を固める
岡山の第2生産拠点を増強、調達・物流網も見直し
住設機器大手であるクリナップは11月11日、震災などの非常時を想定し、サプライチェーンを強化する方向性を固めた。岡山工場(岡山県勝央町)の生産能力を増強するなどして、福島県いわき市にある主力工場の生産が完全に停止しても平常時の7割の量を生産できる体制を整備する。
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「短冊」でボトムアップ式の改善活動
機械部門の生産性、半年で4.2%向上
工作機械などを生産するジェイテクトの刈谷工場(愛知県刈谷市、従業員800人)がボトムアップで改善活動を進めている。作業員が現場に潜む無駄を「短冊」と呼ばれる小さな用紙に記入し、採用されれば、管理者と一緒に実行計画を練る。その後も進ちょく具合を逐次管理する。すでに機械部門では、2011年上半期で生産性…
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営業担当者が使うiPad向けのPDFリーダーを独自開発
Meiji Seikaファルマは2011年7月、iPadで動作するPDFリーダー用のアプリケーションを独自に開発した。MR(医薬情報担当者)が医師に薬剤を紹介する際、その薬剤の情報を記載した添付文書を見せるなどの用途で利用する。
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フェイスブック英語版で髪型アレンジゲームを提供
欧米市場の開拓へ、見込み客の反応探る
男性化粧品大手のマンダムは10月21日、フェイスブックの英語版公式ページで髪型のアレンジをシミュレーションできるゲーム「FOCUS」の提供を開始した。11月8日時点で約1万人の利用者を集めている。
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iPadでMRを医師のアドバイザーに
患者データを専門部隊がチェックし、MRにフィードバック
エーザイは2011年2月に1400人のMR(医薬情報提供者)に米アップルのタブレット端末「iPad」を配布した。MRが医師から患者の病状や投薬履歴などの情報を聞き取り、リアルタイムで本社の安全管理部に送る。
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中国でクラウド型の顧客管理システム稼働
資料作成を3日から3分に大幅短縮
アサヒグループホールディングスは2011年9月から、中国にある3つの営業拠点でクラウドコンピューティングを利用した顧客管理システムを本格的に使い始めた。BI(ビジネスインテリジェンス)システムと組み合わせて、現地の小売店や飲食店といった取引先別や商品別の実売実績を見える化し、営業施策の立案精度を高め…
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顧客案件の進捗を見える化
納品までのリードタイムを1~2割短縮
金属爪をすき間に差し込んで対象物を持ち上げる「油圧爪つきジャッキ」で市場シェアの7割を握る今野製作所(東京都足立区)が、2011年6月に導入した顧客案件の進捗管理システムで成果を上げ出した。
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会議も営業現場もiPadで“紙なし”、セキュリティ確保目指してLAN増設
コクヨはグループ全体でiPadを導入した。オフィス家具のコクヨファニチャーで90台、文具のコクヨS&Tで49台、オフィス用具の通販を手掛けるカウネットで53台など、全社で約250台のiPadを利用。接客の現場、営業の外出先、会議室など様々な場面で活用し、ペーパーレス化を進めている。
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24時間365日稼働する製鉄所のシステム
兵庫県・加古川製鉄所の製造ラインにある機器を制御したり、ライン担当者に操業に関する情報を提供したりするシステムの一部を再構築した。
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特許システムをSaaSとして構築
保有する特許の分類・分析システムを、グループ内利用のSaaS(Software as a Service)として新たに構築した。グループが国内外に保有している約5万件の特許を一元管理し、戦略的に活用する。
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LANケーブルが無い場所でも業務遂行、携帯を軸にリモートアクセス環境を構築
日立造船の環境ソリューションビジネスユニットでは、2004年からモバイルを活用したシステムの構築を進めている。2010年3月にはQWERTYキー付きのiモード端末を約110台導入。社外からリモートアクセスし、社内PCの画面を携帯端末に表示させて操作するシンクライアント環境を構築した。
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人事・給与システムを刷新
業務効率がアップ、人材交流の活性化も
オートリブが人事・給与システムを刷新し、効果を上げている。1つは、従業員約1600人を対象とする人事・給与業務の効率化。5つの事業所ごとに異なる人事・給与制度を統一し、新しい情報システムで統合的に運用できるようになった。もう1つは、人材交流の活発化である。
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容器デザインにマッピングソフト活用
試行錯誤の経緯をビジュアルに記録
ライオンの研究開発本部包装技術研究所は、洗剤などの日用品の商品パッケージの設計プロセスに、マインドマップ状のマッピングソフトを活用している。2011年4月から同研究所の設計解析センターで利用を始めた。設計過程に生まれたアイデアや、意思決定のプロセスをビジュアルで記録に残すことで、採用しなかったアイ…
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