事例データベース:製造
目次
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業務革新「TCR」の進化を宣言
CO2の35%削減に独自の改善を生かす
花王は2009年6月17日に記者会見を開き、新しいロゴマークを含むCI(コーポレートアイデンティティー=企業イメージの統一)と環境経営戦略を発表した。同時に、新戦略実現のために花王独自の全社業務革新活動「TCR(トータル・コスト・リダクション)」を進化させることを明らかにした。
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全20レーベル扱うサイトが好発進
実店舗の制約超え、多様なライフスタイルを提案
10代~50代まで幅広い層に人気の衣料品セレクトショップ大手ビームス(東京都新宿区)のショッピングサイト「BEAMS Online Shop(ビームスオンラインショップ)」が順調な滑り出しを見せている。2009年3月に開設したこのサイトは月商数千万円以上で推移。「期待以上の成果を得ている」と矢嶋正…
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自動補充で補修部品在庫を2割減、在庫基準量の切り詰めにIT駆使
複写機などを製造するコニカミノルタビジネステクノロジーズ。2003年に旧コニカと旧ミノルタの情報機器製造部門が統合して誕生した。経営統合を機に、補修部品の在庫最適化プロジェクトに着手した。17万点ある補修部品の在庫をIT(情報技術)活用で2割削減する成果を上げている。
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運用に“サービス提供”の精神,データ・センター集中に適したWANへ移行
「担当の営業員から新しいWANサービスの話を聞いて,思わず飛びついた。聞けば,今までとほとんど通信料を変えずにWANの応答性能をもっと高められる可能性がある。サービス開始後できるだけ早く,国内の拠点に導入するつもりだ」──。
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販売好調「キリン フリー」誕生の軌跡
十数回の事前調査で消費者心理つかむ
キリンビールが2009年4月に発売したビールテイスト飲料「キリン フリー」が好調なスタートを切った。発売前に十数回の調査を実施し、その結果をパッケージデザインや飲用シーンの提案などに生かしたことが、ヒットにつながった。
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4期連続増益の陰に社長直轄プロジェクト
生産性倍増の大号令で新規技術案件増加
ポンプ大手の酉島製作所は2009年3月期決算で4期連続増益を達成した。4年前の2005年3月期は赤字決算だった。
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顧客相談室の業務支援システムを刷新
アサヒビールは2009年3月,顧客相談室の業務を支援するシステムを刷新し,新システム「新Qネット」を構築した。
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ネットで農家の経営を支援
栽培管理システムを無償提供し、農薬の拡販を期待
農薬最大手の住友化学は2009年4月20日、農家が自由に利用できる「農業経営支援システム」を本格的に稼働させた。このシステムを使えば、農家はパソコンで栽培計画や生産コストを管理でき、栽培を指導する農薬の卸業者や農作物を買い取る小売り業者向けに情報を公開できる。
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ブロガーを招待してダイエット体験合宿
体験記による認知拡大を狙う
アサヒビール子会社のアサヒフードアンドヘルスケア(東京・墨田)は2009年3月末、同社の健康食品「スリム アップ スリム(SUS)」シリーズの認知拡大を目的とする2泊3日間の合宿イベントを山梨県北杜市で開催した。ダイエットに関心の高い一般女性ブロガー(ブログの書き手)を合宿に招待し、ブロガーの任意…
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手作り動画でお菓子のネット販売伸ばす
売り上げが9倍になった商品も
江崎グリコは、ネットでの販売に動画を活用して成果を上げている。2008年11月に同社直営の「グリコネットショップ」(http://shop.glico.co.jp/)において商品紹介ページの一部に6種類の動画コンテンツを掲載したところ、それらの商品の売り上げがいずれも2~3倍以上になった。特に、複…
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量産プリント配線板を最短4日後に納入
TOCの思考プロセスで「断れない提案」を追求
プリント配線基板の中堅メーカー、丸五技研(東京都大田区)は、納期を従来の半分近くまで短縮した新サービス「試作・量産の短納期サービス」の本格受注を2009年3月に開始し、売り上げ拡大に取り組んでいる。イスラエルの物理学者エリヤフ・ゴールドラット博士の現場改革手法であるTOC(制約条件の理論)によって…
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自販機1台3.2分の補充時間短縮、営業車との往復が1回で作業完結
アサヒ飲料(東京・墨田)が業務ルールの見直しと新システムの導入で、自動販売機への在庫補充作業を効率化した。自販機1台当たりの補充作業時間を約3.2分削減し、全体の20%弱を短縮。販売本数を事前予測することで補充作業時の自販機との往復回数は2回から1回に半減した。
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廃棄損を前年比で半減
新製品の需要予測と、季節品の見切り強化が奏功
小林製薬は2009年5月8日に東京都内で実施した2009年3月期(2008年度)決算説明会の席上において、同年度のコスト削減活動の成果を発表した。特に成果が顕著だったのは棚卸評価廃棄損の削減活動。同年度の廃棄損は22億円で、前期の43億円からほぼ半減。過去6年間で最少の金額となった。
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WANの一本化で回線を増強,東京・大阪のリカバリ体制も整備
アステラス製薬は,前身となる山之内製薬と藤沢薬品の合併によって2005年4月に設立された製薬会社。同社がインフラ構築をする上で重視している点は二つある。一つ目はコストを抑えながらも先端のサービスを導入すること。その方針に従い,2009年3月からWANを統一した新ネットワークの導入を始めた。もう一つ…
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3つのコールセンターを本社内へ統合
6月から併設のインタビュールームも始動
ネスレ日本(神戸市)は4月30日、本社内に「ネスレVOCセンター」を開設した。従来は「お客様相談室」と「トゥギャザー・ネスレ リレーションシップ・センター」、「ネスカフェ ドルチェ グスト クラブ」向けの3つのコールセンターを運営していた。これからはそれぞれの強みを持ち寄り、顧客接点の強化を図る。…
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美容店向け接客支援システムを開発
資生堂は2009年4月から,店頭で美容部員が接客に利用するシステムを,デパートを中心とする約300店へ順次導入する。
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化粧と女性心理の関係性を解明
脳科学を応用した「ニューロマーケティング」を模索
カネボウ化粧品は、女性が化粧をする行為と脳科学の関係性を研究する「化粧・美×脳科学」プロジェクトで成果を出しつつある。同社の基盤技術研究所は脳科学の研究成果を基にして、今後は女性心理に根ざした化粧品を作ることを狙う。将来的には、脳科学の知見を商品企画や販促に応用する「ニューロマーケティング」の実践…
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「収益性改善委員会」を設置
全部門の販管費10%削減を目指す
マブチモーターは2008年12月期決算の営業利益が前期比約51.6%減の大幅な減益となったのを受け、全社的にコスト削減活動に取り組む。「収益性改善委員会」を立ち上げ、全部門で販売管理費の一律10%削減に取り組むほか、海外を中心とした生産拠点では、生産量が減少しても、標準原価を維持するための切り詰め…
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情報漏洩検知システムで機密情報を保護
村田製作所は,社内PCからの情報漏洩を検知するシステムを構築中だ。第一段階として2009年2月,国内の研究開発部門を中心とした約4000台のPCについて監視を開始。2010年3月末までに,対象となるPCを世界各国の拠点にある約2万4000台に増やす計画である。
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保守担当者の活動監視システムを全面稼働へ
解決難航を察知し支援、長時間作業件数が30%減
富士ゼロックスは、デジタル複合機の保守担当者「カストマーエンジニア(CE)」の活動状況をモニタリングできるシステムを全面稼働する。客先を訪問する時刻が守られているかどうかや、修理に手間取って1カ所で長い時間作業を続けていないかどうかなどを、全国の拠点にいるCEの上司がシステム画面から監視できるよう…
日経クロステック Special
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