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 セガは10月,映像コンテンツを格納するストレージとして,米Isilon Systemsの「Isilon IQ」というディスク装置を導入したことを明らかにした。Isilon IQは複数台でクラスタリング構成を組み,1台のストレージのように見せることができる製品。ここに数百台のレンダリング・サーバーで作成した10T(テラ)バイトに上るコンピュータ・グラフィックス(CG)のコンテンツを格納している。稼働開始は2006年6月である。

 導入に当たっては,コンテンツの作成作業を止めないという観点から製品を選んだ。選定ポイントは,レンダリング・サーバーとストレージ間でデータを読み書きする速度と,データを保護する仕組みだった。

 特に読み書きの速度を重視した。セガの今村理人氏(VE研究開発部 プロデューサー)は,「CGのコンテンツはデータ・サイズが大きい。読み書きに時間がかかると作業が止まるので,速いディスク装置が必須だった」とその理由を語る。例えば,動画1コマ当たりのデータ量は10M(メガ)バイトになるという。1秒の動画を作るには30コマのCGコンテンツが必要なので,データ量は300Mバイトになる。さらに,完成途中のデータをバックアップしておく必要があるので,「あっという間にテラを超えるデータになる」(今村氏)。同社が複数のディスク装置を検証した結果,Isilon IQの読み書き性能は一番高かった。

 Isilon IQは,1台の装置内のディスクが複数枚壊れてもサービスを継続できる,というデータ保護の仕組みを持っている。この仕組みも評価の対象になった。