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 東京都狛江市の外郭団体である狛江市文化振興事業団は,狛江市民ホール「エコルマホール」の座席管理・施設予約システムを再構築した。座席管理システムは1月27日から本稼働しており,4月5日には施設予約システムもカットオーバーする予定である。新システムは,リッチ・クライアント環境「Curl/Surge RTE」を利用して開発した。そのため,例えば座席配置図を見ながらマウス操作で座席のグレードを決めたり,顧客の希望する座席を押さえたりできる(画面1)。

 旧システムは,Excel,Access,SQLWindowなどを使って継ぎはぎで構築してきた。2005年11月にハードウエアのリース・アップを迎えたことから,その前の同年夏,アプリケーションの開発元に移行費用の見積もりを依頼した。「実質的にハードウエアを入れ替えるだけなのに,見積額は1670万円。新規構築と同等の金額であり,とうてい納得できない」(狛江市文化振興事業団 鈴木秀亮氏,写真1)——。開発元と交渉したがまとまらず,同年9~10月にはリース継続ではなく,別ベンダーに再構築を依頼する方針を固めた。

 新システムは,イーエックスが開発した座席管理&チケット販売ソフト「{かーるく満席}」と施設予約管理ソフト「{かーるく予約}」をベースに構築した。いずれも,クライアント・ロジックを「Curl/Surge RTE」,サーバー・ロジックを「PHP」で実装したパッケージ・ソフトである。

 両ソフトをプロトタイプとして,反復開発の手法でカスタマイズした。毎週1回,狛江市文化振興事業団とイーエックスが3時間程度のミーティングを実施。ミーティングの席上で開発途中のシステムを実際にデモしたり操作してもらったりしながら,改善すべき点を洗い出した。再構築の費用は,アプリケーションのカスタマイズ費用や,プリンタなどの周辺機器代も含めて,1200万円程度と見られる。