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 自動車用ろ過機器/空気清浄機/浄水器などを開発/製造する東洋濾機製造は来年3月までに,モバイル・セントレックス・システムの導入を完了させる。モバイル・セントレックス・システムとは,社員が持っている携帯電話端末などを内線電話として利用するためのシステム。

 同社が導入を進めているモバイル・セントレックス・システムの特徴は,無線LANによる音声通話ができる携帯電話端末と,無線LANのアクセスポイントを組み合わせて使うこと。無線LANを使ったセントレックス・システムは珍しい。パソコン同士でやり取りするデータと,携帯電話端末間の音声データの2種類を,同一の無線LANのアクセスポイントに統合することで,ネットワークの運用効率を高める。

 同社は今年3月,静岡県浜松市にある本社オフィスの内線電話網として新システムを先行稼働。3月から7月までで利用上大きな問題が出なかったことから,今後,浜松市の別拠点にある同社の浜松工場でも,無線LANのアクセスポイントを使った内線電話網を構築する。

 携帯電話端末は,社外ではNTTドコモのFOMA端末として,本社オフィスでは無線LANを使ったVoIP端末として使えるものを採用する。この端末は,来年3月までに約20台導入し,主に管理職が使う。

 このほか新システムでは,本社オフィスの一般社員向けに,約200台のPHS端末を内線電話端末として利用できる。このPHS端末でやり取りされる音声データも,新システム内でIPパケットでやり取りできる。

 同社は,技術革新を目指した社内業務改革の一環として,本社オフィスの建て替えと同時に,モバイル・セントレックスを導入することを決めた。システムの開発作業は,沖ウィンテックが担当した。