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 中古釣り具販売店をフランチャイズ・チェーン展開するタックルベリーは,全店舗の在庫商品を来店客が検索可能なキオスク端末「ベリーステーション」を導入した。2004年4月に一部直営店にテスト導入したのに続き,2005年4月に全店舗(104店舗=2005年10月末現在)への展開を完了した。

 同チェーンの1店舗の規模は「2000万~2500万円の資金で開業できる20~30坪程度」(藤本伸也社長)であるため,1店舗で保有できる商品在庫量は限られる。そこで,チェーン加盟店すべての在庫情報を共有するシステムを導入した。既に2000年4月のチェーン開業時には,各店舗のPOSデータを共有し,POS端末上で他店の在庫情報を検索するシステムを構築していたが,これは店員向けのシステムだった。今回は陳列棚の脇にキオスク端末を設置し,来店客が自由に在庫商品を検索できるようにした(図1)。

図1●タックルベリーの在庫情報共有システム
図1●タックルベリーの在庫情報共有システム

 キオスク端末は,本社に設置した「ベリーステーション・サーバー」にアクセスして在庫情報を検索する。同サーバーは,MIRACLE LINUX v2.1上にTomcatとApacheを並列で動作させている。Webアプリケーションは Javaで開発した。RDBMSはOracle 9iである。POS情報データベースから15分間隔で最新の在庫情報を取得する。

 キオスク端末のOSにはWindows 2000 Professionalを採用。来店客はInternet Explorer上で動作するWebアプリケーションを,タッチ・パネルを通じて操作する。キオスク端末は,NTT東西のフレッツ・ADSLもしくはBフレッツを利用して,インターネットVPNにより本社と接続する。POS端末の接続網(IP-VPN)に用いている既存のアクセス回線が64kビット/秒もしくは128kビット/秒と低速だったため,キオスク端末専用のネットワークを追加した。

 今後は,「キオスク端末用データベースのリアルタイム性の強化や基幹網の回線統合による通信費の圧縮を目的としたシステムのリニューアルを進めていく」(システム管理部の小川徹氏)という。