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 全社1万5000人を対象にするワークフロー・システム。既に導入している統合業務パッケージ「SAP R/3」を用いた共通人事システム,共通会計システム,共通購買システムのフロントエンドの役目を担う。「間接業務を50%効率化し,スタッフを5割減らすこと」(日本たばこ産業 経営戦略部 主任 鹿島康由氏)を目標に,業務プロセスを見直しつつワークフローの基盤を作り,間接業務を電子化した。

 ワークフロー・システムの基盤には,NTTデータ イントラマートのアプリケーション・フレームワーク「intra-mart」を採用。決め手は,「日本特有の商習慣に合わせた業務テンプレートがあったことと,海外製品と比較してコストが5分の1から3分の1に抑えられたこと」(日本たばこ産業 経営戦略部 主任 村本淳氏)。intra-martを共通基盤として,人事や調達,財務ごとに約120のワークフローを作り込んだ。SAP R/3との連携には,ファイル転送ソフト「HULFT」を利用する。ハードウエアやミドルウエアは,2006年4月に予定するグループ会社への展開に備え,Oracle DatabaseのRACなどを利用したスケールアウト型の構成にした。