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 本社と全国にある約400店舗,工場をIP-VPNで接続した。各店舗はこれまでISDNで接続していたが,通信速度が遅かったため受発注データやPOSデータ,勤怠データの集配信に約3時間半の時間がかかっていた。新規に構築したネットワークでは,アクセス回線にADSLやFTTHを採用して通信速度を高め,データの集配信時間を約12分に短縮した。

 富士通の「FENICS IP電話サービス」を利用して,本社と店舗や店舗間を内線化すると同時に,外線もIP化した。1店舗当たりの電話やファクシミリの通信コストは平均で月額1万5000円程度だったが,音声をIP化したことで月額で平均6000円程度にまで削減できた。導入コストは明らかにしていないが,「店舗の通信コストを削減できたことで,1年以内に(投資を)回収できる見込み」(執行役員 システム部 部長 岡本勇一氏)である。当初はより低コストで導入できるインターネットVPNも検討したが,安定性やセキュリティ面を重視して最終的にIP-VPNの導入を決断した。