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 DVDやビデオ,CDなどをレンタルする「TSUTAYA」の会員向けポイント・サービス「ティーポイント」を管理するシステム。ティーポイントは,コンビニエンス・ストア「ローソン」やガソリン・スタンド「ENEOS」など7社が参加する異業種間の共通ポイントで,会計時にカードを提示すると共通ポイントがたまる仕組み。ポイントはTSUTAYAの店頭やWebサイトで利用できる。1854万人のTSUTAYA会員のうち,170万人以上の会員が利用中という。今回,TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブのグループ会社であるTカードが,TISおよびデルと共同でシステムを開発した。

 新システムは,(1)会員およびポイント・プログラム参加企業の増加に応じた拡張性の確保,(2)低い保守管理コスト,(3)24時間365日の安定稼働――などを満たすことが求められた。構築に当たっては,データベースにOracle9i RAC(Real Application Clusters)を採用して可用性や信頼性を確保。AP/DBサーバー機には,グループ会社で利用した実績があるLinuxを搭載したデル製PCサーバー「PowerEdge」を採用。それまでのノウハウを生かし保守コストを抑えた。