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写真●配信された画像ニュース
写真●配信された画像ニュース
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 AFP通信のスポーツニュースを携帯電話に配信する「AFPワールドスポーツニュース」(写真)を提供するためのシステム。今回,各種サーバーをLinuxで再構築するとともに,画面遷移の情報を自動生成する機能などを加えてコンテンツ管理を強化。従来は携帯電話の事業者や機種ごとにコンテンツ記述言語を使い分けていたが,XHTML Basicの採用で開発作業も効率化した。SIベンダー「きゃむネット」と共同開発した。

 AFP通信からは,平均で1日に約800件のニュースが配信される。そこからスポーツ関連のみを抽出し,コンテンツ管理用サーバーに登録。編集長は,配信したいニュースを選択し,そのカテゴリを決める。例えば,ニューヨーク ヤンキースの松井秀喜がホームランを打ったニュースは,“日本人スポーツ”や“MLB(Major League Baseball)”など複数のカテゴリに登録する。そのため,「同じニュースでも,カテゴリに応じて,次に出す画面を変える必要がある」(クリエイティヴ・リンク CTO 山本喜士朗氏)。膨大なコンテンツの遷移関係を効率的に管理する目的で,カテゴリに応じて画面遷移の情報を自動生成する機能を開発した。

 ワークフロー機能も加えた。AFP通信からは,画像とテキストが一体の「IPTC」と呼ぶファイル・フォーマットでニュースを受け取る。編集作業は,IPTCからテキストを抽出し,画像とテキストに対して個別に行う。各編集者の管理画面には,編集すべきニュースが自動的に表示される。作業の進捗も管理画面で把握可能だ。これらコンテンツ管理の機能は,APサーバー「Macromedia ColdFusion MX」を使って構築。開発言語は,「管理画面は今後の変更要求を取り込みやすくしたかった」(きゃむネット 取締役 開発部 部長 幸山正記氏)という理由から,タグをベースにした「CFML(ColdFusion Markup Language)」を選んだ。バッチ処理はJavaで開発した。

 日本語訳などの編集を終えたテキストは,DB2のテーブルに格納する。公開用Webサーバーのアプリケーションがこのテキストと,別のサーバー上の対応する画像を組み合わせ,携帯電話用のコンテンツを生成する。アプリケーションはJSPおよびJavaサーブレットで開発し,「Macromedia JRun」上で稼働させた。XHTML Basicで記述したコンテンツは,公開用Webサーバーに導入したコンテンツ変換ソフト「MCAP」が,iモードやVodafone live!(旧J-Sky),EZweb向けの記述言語に自動変換する。