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 JTBがブログを活用したマーケティングに力を入れている。同社は、中堅旅行代理店5社と共同で、海外旅行情報のポータル(玄関)サイト「旅の鉄人市場」を昨年12月に開設した。サイト上で各社が「専門店」として参加し、「鉄人」と呼ばれるベテランの添乗員や企画担当者らがブログを通じて情報を発信する。旅慣れた上級者を取り込んでいくつもりだ。

 参画した企業は、「ベトナムとカンボジア専門店」としてエーベックスインターナショナル(東京・新宿)や「中南米・アフリカ専門店」としてファイブ・スター・クラブ(東京・千代田)、「アジア南太平洋リゾート専門店」のエス・ティー・ワールド(東京・渋谷)など。各社が強みを生かしたサービスを持ち寄っている。

 JTBグループからは「ロングステイ専門店」「海外挙式・ハネムーン専門店」「クルーズ専門店」「留学・語学研修専門店」「添乗員同行感動体験ツアー専門店」などが加わり、合計「14店舗」による仮想市場を形成している。

 サイトの売りは、経験豊富だったり、現地に在住している情報通の社員が「鉄人」として顔写真つきのブログを掲載していることだ。各専門店に4~5人の鉄人がいる。顧客は彼らにメールを直接送信し旅行の相談をすることが可能だ。ブログやメールを通じて情報を得て各社の窓口にコンタクトする。

 JTBと参画企業は、2005年後半から専門性の社員と顧客を結ぶサービスを検討してきたという。「顧客がヒューマンタッチのコンサルティングを受けながら自由に旅行を作り上げる」というのがコンセプトだ。

 サイトの運営はJTBの子会社で、「格安航空券専門店」を出店するエイ・ビー・アイ(東京・江東)が担う。参画企業は特に社員の派遣などをしていない。初年度は参画各社の合計で3万人の売り上げを目指す。