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 プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスを運営する楽天野球団(仙台市)は今年4月から小中学生を対象にした野球教室「楽天イーグルス・BASEBALL SCHOOL」を開講する。

 プロ選手が普段利用するフルキャストスタジアム宮城の室内練習場を使い、1年で37回の講習となる。東北出身の元プロ野球選手や楽天イーグルスの元選手らが指導に当たる。

 12球団で唯一、親会社がIT(情報技術)企業である同チームらしく、指導には小中学生が対象といえど最新機器を投入する。例えば、投球や打撃のフォームを解析する装置だ。フォームを連続した画像で分析して分かりやすい指導に役立てる。また、講師陣と参加する小中学生は、電子メールでアドバイスを送ったり質問をしたりする。

 楽天イーグルスは地域密着を目的とした「東北プロジェクト」の一環として東北各地で野球塾を開いてきた。年間を通じての取り組みは今回が初めてとなる。現在のところ定期的に小中学生を対象にした野球教室を開催しているのは、北海道日本ハムファイターズと読売ジャイアンツのみ。

 昨年12月には、12球団が小学校5、6年生を対象にしたジュニアチームを作り日本一を争う「NPB12球団ジュニアトーナメント ENEOS CUP」において、楽天イーグルスのジュニアチームが優勝している。