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 NECと青山学院は2月1日、青山学院青山キャンパス内の幼稚園において、無線ICタグと監視カメラの映像監視技術を組み合わせた不審者監視システムを開発し、実証実験を始めたと発表した。ICタグを貼り付けたカードを保護者や教職員に首から下げてもらうことで、ICタグを持たない第三者が校門の周りなどをうろついていたときにだけアラームを出す仕組みである。

 監視カメラは、不審者が一定時間以上校門の近くにいたり、中に入ったり、不審物を置いたりすると、映像の自動分析により検知する。しかしこれまで、送り迎えの保護者なども出入りする校門に設置した監視カメラでは、不審者の行動だけを検知することが難しかった。このため今回の実験では、保護者や教職員にICタグ付きカード(UHF帯対応のパッシブ型)を携帯してもらい、それを持たない人物に対してだけアラームを出すようにした。ICタグカードを首から下げてもらうことは保護者には手間だが、「子供の安全のため」と説明し、理解を得たという。実験では、数十人の保護者全員にICタグカードを配布する。

 実験期間は2月28日まで。これまで電池内蔵のアクティブ型ICタグを小学校の生徒などに持たせて、登下校をチェックするようなシステムは多く導入されているが、ICタグと監視カメラを組み合わせて不審者を監視する仕組みは珍しい。