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 リコーは2008年に、国内向けの販売管理システムを刷新する。納期回答から受注、在庫引き当て、出荷という一連の販売業務を支援する。日本IBMのメインフレームやオフコンで動作していた既存システムを、オープン系で再構築していく。

 同社には複数の販売管理システムがある。すでに米国地域向けのシステムについては、05年7月に、オラクルのERPパッケージ(統合業務パッケージ)「Oracle E-Business Suite」で再構築。販売業務は、国や地域によって商習慣や規制、販売チャネルが異なる。そのため全世界を五つの地域に分けて、再構築を進めている。

 今回のシステム再構築は、リコーが1999年10月から進めてきたSCM(サプライチェーン管理)改革の一環。その重要なテーマである、営業改革の実現が直接の目標だ。営業改革に向け、リコーは販売管理システムの再構築以外に、保守などのサービス業務の管理システムやパートナー向けのシステムを再構築してきた。営業改革関連のプロジェクトだけで100億円超を投じるとみられる。

 リコーはSCM改革によって、全世界の在庫や売り上げ情報を一元的に管理し、製造・販売の業務プロセスの統一を目指している。

 すでに、2000年から2年間かけて、顧客情報や商品情報などのデータベースを統合。このデータベースを使うことを前提に、製販計画の策定や調達管理などのシステムを刷新している。08年には、連結会計やグループ経営管理の新システムについても海外拠点への展開を終える予定だ。