大阪証券取引所とジャスダック証券取引所は5月9日、売買システムなどのバックアップ体制を共同で整備していくと発表した。災害発生によりシステム障害が発生した場合でも、株式の売買を継続できるようにするのが狙いだ。
ジャスダックの筒井高志社長は大証の社外取締役を務めた経験があり、以前からトップ同士の交流はあった。その関係で、両取引所は昨年からバックアップ体制の整備について予備協議を進めており、今回正式に協議を開始することで合意した。「具体的なシステムのバックアップ体制をどうするかについては、これから協議する」(大証 広報・IRグループ)としており、詳細は未定である。
なお、大証とジャスダックが経営統合に向け協議を開始したという一部報道について、両取引所は「そういった事実はない」と報道を否定した。